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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2011年02月03日 (木) | 編集 |
なんか、映画『インセプション』の評判が、周囲でイマイチだわ!

まうまうも今ひとつだったようですし、ウリくんにも「複雑すぎだ、もっとシンプルでよかった」と言われちゃった。

ほかにも、何人かの知りあいから、かんばしくない答えが返ってきたの。

おれさまは、でかぷりお、渡辺謙という大好き俳優が、ふたりも出ているおかげで劇場に見に行ったし、☆5つつけちゃうくらい満足したんだよにゃー。わんわん。

映画のレビューサイトを見ていても、

「複雑」
「むずかしい」
「哲学的」

なんていう感想がめだつ。

たしかにそうなんだけど、それで終わっちゃうのは、ちょっとせつない。

「裁判長! 異議があります」

と、声と腹を大にして、申し立てたい。

ということで、あたくしが『インセプション』にツボった感想を書きます。

ただし強烈にネタバレなので、これから楽しみたい人は、みちゃだめ。

10


9


8


7


6


5


4


3


2


1


あらためて。

映画サイトのレビューをみていても、「むずかしい」という評判がめだつ。

ということは、みんなマジメにみちゃってるの、アレを。

だめ!

そんなマジメにみちゃだめえええええええええ!

あたくしは、そういう人に注意を喚起したい。

この映画は、なんの映画か?

ある人の夢に、他人が夢を見て侵入してくる、徹頭徹尾、夢の映画である。

夢が「入れ子(マトリョーシカみたいな)」になっていて、夢を見ている主体――だれの夢なのか?――がカギになる。

この設定が、すべてを物語っている。

映画のラストを思いかえすがよい。コマが止まるのか、止まらないのか、思わせぶりなシーンでおわる。

すなわち、あの出来事は、でかぷりおが見ている夢のひとつかもしれないと示唆されている。

……いや、ちょっとまて!

この「ラストシーン」に使われた夢の主体は、本当に、でかぷりおなのか?

奥さんの夢かもしれない。子どもの夢かもしれない。渡辺謙かもしれない。いや、一度も劇中に描かれていない人物の見た夢という反則技だって、その可能性を排除できないのだから、解釈は成り立ちうる。

いったい誰の夢なのだ!?

もっと言えば、ノーラン監督が「こんな夢をみた」と言ってるだけの、黒澤明の『夢』と同じような映画かもしれない。

そう考えてくると、ラストのコマ、あれが示唆する「夢かもしれない」というのは、「夢かもしれない主体」は、でかぷりおだけにかかっているのではない。

『インセプション』という映画そのもの、ひいては、観客へ「あなたの夢です。映画なんか夢みたいもんでしょ?」と言っちゃうことすらできる。

ということは、そりゃ夢なんだから、物語がシンプルなはずはないし、どこかで見たようなシーンも出てくるだろうし、へんに意味深だろうし、わけのわからない不気味さも強いだろう。

もう、なんでもアリだぜ、ウハハハー!

『インセプション』とは、148分かけて、最後にノーラン監督が、

「ごめええええん、全部ウソウソウソー!! だって夢の話なんだむううううん! わけわかんなくて当然だむうううううん! でも、映像はおもしろかったでしょ? キャハハハハハハハ、ウホホホホ、ゴホゴホ」

と叫ぶ、夢オチを逆手にとった、どうとでも解釈できるという意味で、やっぱり夢オチの映画なのだ。

あたくしには、あの頼りなく回るコマから、監督が床をころげまわって笑う声が聞こえてきた気がした。

……そういう風に理解すると、

「てめえ、この野郎、やりやがったな!」

と、大笑いできて、へんに頭を悩ませないで楽しめるのではないかしら。

もう、だいすき。

まあ、劇場でゲラゲラ笑ってるのは、あたくし一人だったけどね……。
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コメント
この記事へのコメント
あんまり評判わるいと「おれに言わせろ、おれに言わせろ、おれに言わせろ、お前ら聞け、お前ら聞け、お前ら聞け、お前ら聞け、お前ら聞け、お前ら聞け、お前ら聞け」みたいになるよねー。わー心狭い!
2011/02/05(土) 01:51:38 | URL | たれぞう #-[ 編集]
あ、因みに、自分も大好きなガンヘッドをナツややぐにボロクソに言われて
似たような思いをしましたw
2011/02/04(金) 01:55:47 | URL | まう #-[ 編集]
はぁい、概ね書き上がって、推古してからupするところだよ。
まぁ自分はこの推古がえらい長いんですがw
詰まるところ映画に対する個人の嗜好であることは
自分も理解しているので、この記事を不快には全く思わなかったし、
たれさんの感想を否定する気もないですよ。
ですのでご心配なく!
2011/02/04(金) 01:53:28 | URL | まう #-[ 編集]
あら、ちょうど次の日記更新作業中でしたわ。

どうも、いらっさーい!
あの映画を好きなのが、まわりでは自分一人だけだったんで、つい書いちゃいました。
なので、とくに、まうまうご指名というつもりではなかったんですけども、名前が出ちゃったわ、失礼!

好みが分かれるところは、映画に求めてるものの違いなのでしょうね。
自分は、ストーリーの整合性は、あまり気にしないほうなので……。
最後にひっくり返されるとか、身も蓋もないストーリーも、わりあい平気なんです。
とはいえ、たしかに夢+トラウマの方向で期待しちゃうと、この映画はちょっと違いましたね。

コメント、ありがちょうございます。
詳細部分、楽しみにしてますぜ。
2011/02/04(金) 01:44:46 | URL | たれぞう #/blqkyuM[ 編集]
やぁ、ご指名かいw

なーるほどね、夢オチか。
身も蓋も無いけど、1つの可能性としてはアリだと思う。
それを否定はしないけど、自分の肌には合わないかな…
ひっくり返すにしたってお膳立ては必要だと思うの。

あとね、夢+トラウマという展開から、ユングの夢分析とか、
ビューティフルドリーマー的展開とか、そういうのを期待しちゃったw

それともう1つ、ある一点のせいで凄く安っぽく感じてしまったの。
まぁこの辺は蛇足なので、詳しくはミクシや映画ブログに書きますよって。
2011/02/04(金) 01:01:35 | URL | まう #-[ 編集]
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