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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2010年11月20日 (土) | 編集 |
近ごろ、仕事のローテーションに無理がある。昼勤務と夜勤務が、かわりばんこに入ってくる。

これがつづくと睡眠のリズムがおかしくなってくるの。身体が疲れているのに、頭だけさえて眠れないときが、たまにある。軽い睡眠障害かしら。

こわいわ。やばいわ。心がやさぐれてきたわ。そういうときは、人を呪うにかぎるぜ。そんなときに頼りになるのが、この本だ。

■禁書・悪魔の呪法 / ビーバン・クリスチーナ編著(二見書房)

akubook.jpg

うふふ、さっそく呪うことにするぜ。だれを呪うかは、ハナから決まっている。ザバゲチーム・バリサルダのリーダー染井だ。

染井は、

「わたしは、人がいやがることをするのが大好きなんです。人が苦しむ姿を見るのって、ほんとうに楽しいじゃないですか」

という名言を、バリサルダメンバー十数人の前で堂々と言いはなち、一同を唖然とさせたほどの男である。いやがらせをするのが大好きなのだから、人からされる覚悟も、もちろん持っているであろう。呪いを受ける義務が、彼にはあるというものだ。

さーて、どうやって呪うかなー。お、これなんか、いいんじゃね?

獣つきの呪い
汝、もし相手に「つきもの」を与えんと欲するならば、ごく小さな紙にDEMONなる字を無数に書きこみ、これをたくみにリンゴの中にかくし相手の口に入れさすがよい。
呪文を食した相手は、悪魔つきとなり、その判断力を失うであろう。


なんだかすごそう。映画『エクソシスト』みたいになるのだろうか。呻いて、身悶えしたりするのだろうか。あれ? でも、呻いて全身くねらせるのは、染井がいつもやってるな。とっくに悪魔がとりついてたらしい。

だめだ、だめだ、もっと違うの、違うの、えーと……。

悪霊招来の呪い
もし汝、悪霊を呼びよせ、これを呪うべき相手にとりつかせたいと欲するなら、赤色のパンタローニ、灰色のしずんだ衣に同色のくつ下を用意し、「来たれ、サターン。××につきたまえ」と呼びかけるがよい。相手は悪霊にとりつかれ、最も悪しきときには死霊と出合うことになろう。


赤色のパンタローニ、どこで手にいれればええんやろ。悪霊と死霊が、どう違うのかもよく分からない。いやいや、だから、とりつかれる系統は、もう効果がないんだってば。だめだってば。

もっと、どぎついのを探す。が、女性を惚れさせる呪い、金運が上昇する呪い、などなど自分に切実な方向に、ついつい目移りしてしまう、あたくし。

馬根の護呪
汝、精力絶えざることを望むならば、殺された馬の陽根を切り取り、乾燥保存し、毎日夕の刻に、それを男から女へと手渡し、つぎの呪文をとなえよ。
「フレイ、神よ。わがおくりものを受け取れ」フレイの神の加護はあらたかである。


わーーーお、ステキ! これぞ、あちこちの衰えを感じる、悲しいおっさんが求める呪法であろう。でも、殺された馬の……って、どこで手にいれればええんや。本には、トナカイでも代用出来るとあるが、ますます難しいやんけ、代用になっとらんわ!

それを首尾よく手に入れることができたとしても、乾燥させた馬のチ……なんぞを女性に手渡した日には、よくて絶交。悪ければ、刑務所に入りましたということになりかねない。精力絶倫の代償が、あまりに高い。おそるべき呪法だといわねばならない。

簡単で効果がありそうな呪いを見つけては、試してみようか迷う。効果がでたときのバラ色人生を妄想して、とっても楽しくなってきたわ。

わあ、すごいストレス発散!

アホな本だと呆れている方もいようと思うが、侮るなかれ。奥付には「昭和59年8月1日初版発行/昭和63年3月25日10版発行」とある。10版って、すげー売れてるじゃねーか!

なぜ、こんな本を持っているかといえば、中学のとき、友人カマタヨシユキが持っていたのを借りた。そのまま返さず、今に至る。あたくしは引越しの多い男だが、捨てることなく後生大事に持っていたのは、そうか今日、この日のためであったのか。運命というものの恐ろしさに思いいたり、戦慄が全身をおそうのである。

これからも大切にとっておこう。なにかのときのために。

……ふと思い立って、アマゾンで検索してみた。ギャハー、20円で売られてるじゃねーか。おまけに、同じ著者の似たようなタイトルの本が何冊かあって、どれも、わりと良い評価がついている。

悪魔の呪法に興味をもつ人、必要とする人は多いらしいのである。おおおお、おそろしい、世の中おそろしい。

こんなレビューがついている。

タイトルからイメージするほど邪悪なことばかり書いてあるわけではないです。道具も何も使わない簡単なオマジナイ的なものから、呪符や漢方薬なんかを使ったりするものなど色々です。この本の中から私も実践してみたのがいくつかありますが、効果があったのか無かったのかよくわかりません。オカルト・黒魔術系好きな方は読んでいて単純に楽しいと思います。本格派の黒魔術使いの方は物足りないでしょうが・・・


この方の他のレビューをたどっていくと、40代男性であることがわかる。

40代男性がこんな本を買って、悪魔の呪法を実践してみたという。常識の呪縛にとらわれ、試すことに、ためらいを感じるあたくしなど、まだまだ青二才であった。

人の世とは、ほんとうにおそろしいところだと、心から思った次第である。
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