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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2010年02月15日 (月) | 編集 |
13日土曜日は勝負の日であった。またメイドカフェに行っちゃったのである。キャー。

前回に引き続き、ごんた君と二人での作戦。誘っても誰も来ないんだもの。きっと、いい歳こいてメイドカフェなんぞにはまった、変なおっさんたちと思われているに相違ない。一面では当たっているのであるが。

二度目のメイドカフェだが、まだシラフで入る勇気がない。一杯ひっかけて景気をつける。「風俗に行くより恥ずかしい」と悶えるごんた君。人生に疲れ擦り切れたはずのおっさんの心に、再び恥じらいの炎を点らせるメイドカフェ。回春効果があるかもしれない。

行った店はここである。

戦国メイドカフェ&バー・もののぷ

システムは、上洛料(初回入店料)500円。入城料(席料)が60分で500円。説明の際に「ドリンクはオーダーしていただきます」と言われちゃった。一番安いドリンクでも500円するので、入店した時点で1500円は確定したことになる。ステキ。

もののぷのメニューは、戦国にちなんでいる。
もののぷメニュー

毛利家パフェにはポッキーが三本刺さっている。兼続愛守で「かねつぐアイス」と読ませる。ナッツの盛り合わせは「大阪ナッツの陣」。くだらねえ! くだらなすぎて大好き!

オーダーの段になって、ごんた君たら、
「えーと、応仁の乱はないの?」
と、ぶちかます。メイドさん、しばし無言になって「えーと、そういうのわ、ないでス」とつぶやく。たぶん、応仁の乱が分からなかったのだと思う。

応仁の乱も蒙古襲来も、ニ・ニ六も真珠湾奇襲も、市ヶ谷で割腹すらない。おじさんを満足させる設定が一個もないという。なんちゅーことであろう。やむなく「同盟セット」なるケーキセットを頼んだ。

・織田家 天下を見るくれぇぷ(ミルクレープ)
・豊臣家 千成チーズケーキ(チーズケーキ)
・徳川家 三河胡麻モンブラン(ごまモンブラン)
・武田家 躑躅ヶ崎のりんごシブースト(りんごシブースト)
・上杉家 越後のチョコレートムース(チョコレートムース)

「織田と徳川」、「武田と上杉」のような具合にケーキを組み合わせて注文する。ゆえに同盟なんだそうな。メニューには「半分サイズのケーキ2種類が楽しめちゃう」と書いてある。ドリンクがついて1590円。

出てきたケーキは、店内に果心居士が潜んでいて、知らぬ間に幻術を食らわされたかと驚く薄さ。よく、食事のデザートに薄切りメロンが出ることあるやろ? ケーキが、あの感じなの。おじさんの無駄な人生のうちでも、最薄スライス。なにせ、ケーキが薄すぎて自立できず、ぺったりとひしゃげてお互いに寄り添っているのである。

店の奥から武田鉄矢が出てきて、「いいですかあー、人という字は支えあって出来ているんですね。だからケーキも支えあうんだねえ。これぞ同盟なんですねえ」とか、言い出しそうなほどであった。

ひとしきり感心して、さて食べようとしたら「まだ食べちゃだめです!」と叱られる。チョコレートでお絵かきしてくれるんだそうな。

メイド「どんな絵を描きますか?」
ごんた「なんの絵を描けるの?」
メイド「うさぎさんを描きます」
ごんた「じゃあ、リストラされて人生どん底に落ち込んで絶望してるうさぎさんにして」

ステキな無茶振り。メイドさん、ひるむ様子もなく「わかりましたあ」と、元気に皿に絵を描き始めたのだぜ。すぐに分かるのだが、とんだ食わせ者であった。

「あ、へんになった」
いきなりつぶやいたかと思うと、「あ、また失敗」「またへんになった」「あー、だめだな」と、失敗しまくった挙句、
「へんになったけど、いいよねべつに」
「よくねええええ」
「チョコいっぱいかけるから我慢して」
ケーキのうえに、でろでろとチョコレートを撒き散らす。おっさんをたじろがせる大物ぶり。

このメイドは「龍造寺しき」さん。この人、強烈であった。

新入りで刀を持たせてもらえないのだと言い、おもむろに、へんな魔法使いのステッキを抜き放ち、ぴぴるぴるぴるぴる、と呪文を唱え始める。……もしもし? なんか変な電波を受信してますか? バリサンってやつですか? 平気ですか?

心配するあたくしたちにステッキをつきつけ、撲殺します! 目を潰します! と宣言する。意味がわからずに、目が点。

「撲殺天使を知らないの?」
「なんだそれ」
「知らないのは、ちょっとやばいですよ」
「知らない」

なんでも、そういうアニメがあるんだそうな。見るといいよ、ぴぴるぴるぴるぴるぴるー。と、またも謎の呪い。「おれ的には、ぴるぴるっていうと腹こわした時の音なんだよなー」と、下品なことをつぶやくごんた君。

この日、お会いできたメイドさんは、龍造寺しき、長宗我部るうと、小早川きりゅう、黒田あげは、里見さくら、という方々。最強メイドは龍造寺さんであったが、他のメイドさんも負けず劣らず脱力している。気が抜けているというか、やる気ないというか、どこか歯車が狂っている。でも、それがスタイルになっていて、大変にいい。

飛鳥のF人は、ごんた君の口舌ガトリング砲の銃撃にさらされると無言になるヤツが多かったのであるが、ここのメイドさんは、みょーな反応が返ってくるのである。とてもいい。

小早川さんに「裏切らないでね」と言ったら、「裏切りまくりですよ」と返された。隆景かと思ってたら、秀秋かよ! この人、戦国を詳しくない客に「小早川知らないんですか! 関ヶ原で裏切ってですね……」なんて説明していた。秀秋で確定なのね……。

ケーキにチョコで絵を描いてくれた龍造寺さんは、食べ終わる頃にやってきて「チョコもキレイに食べてください」と言う。なんでも、皿洗い担当の人にチョコが落ちづらいから文句を言われるのだという。
「そんな店の事情を、おれたちに言うな」
「そういうこと言うと目を潰します。ぴるるるるぴるるる」
手袋を外して、整えたネイルを見せつけて「これでシビシビっと!」などと息巻く。

里見さんが追加ドリンクのオーダーを取りにきた。
ごんた「オススメのドリンクは何?」
里見「わたしはココアが好きです」
ごんた「この店ココアある?」
里見「ないですか?」
ごんた「店員が客に聞くな」
里見「わたしまだ長くないし、この前メニューが変わったんです」
ごんた「そっかー。ところで何で里見なの?」
里見「好きな武将です。里見八犬伝ですよ」
千葉県在住で、地元の大名である里見氏にはちょっとうるさいあたくしは、(八犬伝は戦国じゃないよね)と思うも黙っておく。
ごんた「自分で選んだの? 新入りにはマイナーな名前押しつけるとかの、いじめじゃないの?」
里見「そんなことないです! みんな仲良いですよ」
ごんた「へー(ニヤニヤ)」
里見「へんなこと言うと切りますよ」
と、腰の脇差を抜き放つ。
ごんた「この店、おやかた様に刃物向けるのか」
里見「う……。いけないですよね。どうしようか迷います」
脇差を抜いたり戻したりする。
ごんた「いや、そういう抜き差しはおじさんの劣情を刺激するから、やめよう」
里見「……(ニヤリと笑う)」

お会計は二人で一時間で六千円。ケーキのセットと追加ドリンクで一人三千円ほど。ポイントカードを作ってもらっちゃった。また来るかもしれねえぜ! きゃっ、はずかち!

なお、名前は「ジョン」で作っておいた。
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