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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2010年02月01日 (月) | 編集 |
■パズル・パレス / ダン・ブラウン(角川書店)

図書館で見つけた本。ダン・ブラウンは、映画で大ヒットした『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』の著者。ためしに借りてみたの。

NSAという組織をご存知であろうか。wikipediaには、「国家安全保障局(こっかあんぜんほしょうきょく National Security Agency、NSA)はアメリカ国防総省の諜報機関である」と書いてある。CIAと同じようなスパイ組織だと思えばいいぜ。

NSAは秘密に包まれた、実態の知られてない組織。噂では、エシュロンという通信傍受システムで、電話、ファックス、無線、Eメール、いろいろ傍受して、敵対国家や危険な組織の情報を分析しているらしい。あたくしの変態メールも傍受されているのであろうか。まったく、油断も隙もありゃしないぜ。なお、ここまでは現実の話。

小説では、スーパーコンピューター「トランスレータ」が傍受した情報の解析を担っている。しかし、トランスレータはスーパーなコンピューターなので、一般市民の通信をも傍受できる能力をもつ、誰も知らない知られちゃいけない超国家機密。憲法違反の大変なシロモノなのである。

こんな存在が許されてなるものか、暴露してやる! と立ち上がったのが、元NSA職員のエンセイ・タンカド。変な名前だけど日本人なのだ。さしものダン・ブラウンも日本人の名前は苦手だったとみえる。

解読不可能な暗号システムを開発したタンカドは、トランスレータが存在することを世界に公表しなければ、暗号システムを世界にばらまく。と、NSAを脅迫した。

この暗号システムが広まったら、テロリストの危ない買い物も、危険な国家の無茶な計画も、バリサルダのサバゲで柏支配計画もチェックできなくなってしまう。世界中に敵を作りまくってるアメリカの危機! ヤンキーざまあみさらせ、こんちきしょーとか言ってる場合ではないのだ。

かくして、解読不可能な暗号システムの流布を阻止しようとするNSAと、タンカド陣営の戦いが始まった。

舞台は、スペインとNSA内部を行ったり来たり。スペインでは、とあるブツを追い求めての活劇が。NSAでは、頭脳戦と心理戦が展開される。ちょこっと日本も出てくるぜ。

暗号と秘密を物語の主軸に据えて、敵だと思っていた人も、味方だと思っていた人も、みんな何かを隠している。誰が真実に近いのか。このへん、後の『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』にも通じる題材だわね。

物語のテンポのよいことといったら、読書に慣れてる人なら上下巻を一日で読み切ることもできるかもしれないほど。ダン・ブラウンのデビュー作らしいけれど、さすがの才能だぜ。

面白かった、オススメ!


*余談*

ある人のレビューで、
「興味のないところを、どんどん読み飛ばしていったら、あっという間に読み終わった。物語は面白いけど、内容が薄い気がする」
なんて書いてあった。なんじゃそりゃ!
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