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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2009年01月26日 (月) | 編集 |
ひさびさの、トラビアンブログ。

越後長岡藩は順調に拡大している。先日、7村目を建設したし、大農場経営もようやく軌道に乗り始めた。

人口ギリギリ近くまで兵を保有しているから、穀物が足りない。毎日、ウン万単位で、市場から輸入していたのに、穀物相場が高騰してきたせいで、手に入れづらくなってしまったわ……。

どっかで戦争が起きてるのだろうか。穀物シンジケートが暗躍しているのだろうか。世界は陰謀に満ちている。

陰謀といえば、かつてパチンコ屋でアルバイトしていたときの話。時代は、米同時多発テロの後、米国がイラクに攻め込んだ、第二次湾岸戦争の頃。サダム・フセインの行方が知れないと、ニュースで騒がれていた。

いつものように、ぼんやりと立ち番していると、中年女性が店に入ってきた。店内をうろつき、客をねめまわしていたかと思うと、わたくしに近づいてきて、耳元でささやくのだ。

「ここにサダムが逃げてきたでしょう?」
「はい? さだむさんですか? えーと……」

困惑するわたくしに、中年女性は声を潜めて、

「サダムよ。サダム・フセインよ。あたし、店に入るのを見てたんだから」

びっくりして、思わず女性の顔を見つめてしまうが、真剣そのもの。とても冗談を言ってるように見えない。どうやら事実。なんてことだ、サダムったら、イラク脱出して日本に来てたのか。そりゃあ捕まらないわけだぜ。

「申し訳ありません、気がつきませんでしたが……」
「あなた、隠しても無駄よ? ためにならないわよ?」
「いえ、そんな……」

疑いの目つきで、わたくしをジロジロ見ている女性。至近距離で鋭い眼光に射抜かれて、サダムをかくまっているわけではないのに、緊張して汗がにじんでくるぜ。

敵の攻撃が厳しい時に、受身一方では、勢いに飲み込まれ押し流されてしまう。適宜、敵の弱点に向けて反撃を行い、痛撃を与えることが肝要であると、マンシュタイン元帥閣下が言っていた。

「失礼ですが、CIAの方ですか?」

途端に、女性の目つきが険しくなった。

「シッ! あなた、ダメよ。そんなこと大きな声で言っては」
「失礼しました。本物のエージェントにお会いできるとは光栄です」
「秘密にしてね」
「はい。心得ております」
「ところでサダムは、いない?」
「はい、店内にはいないようです。あるいは、危険を察して裏の出入り口から逃げ出したのかもしれませんが……」
「あら、裏があるの」
「はい、あちらに」

裏口を指差して見せると、いまいましそうに、チッと舌打ちをする女性。

「もし、サダムを見かけたら教えてね」
「はい、CIAの日本支局に連絡すればよろしいですか」
「ええ、そうして頂戴」

女性はにっこり笑って、裏口から逃げたフセインを探しにいった。このように、陰謀と政治は市井の人々の生活にも入り込んでいるのである。油断してはならない。

余談ながら、日報に「CIAの女性エージェント来訪」と書きいれたら、「わけの分からんことを書いたやつは誰だ」と店長が怒った。なんという平和ボケした男であろう。グアンタナモ基地で拷問され、国際政治の厳しさを体感するがよいわ。

またも、ちっともトラビアンに関係ない文章を書いてしまった。わたくしの評判を貶めようとたくらむ、なにものかの陰謀に相違あるまい。
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