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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2008年12月10日 (水) | 編集 |
伝説が溢れかえっている。

UOでは、最高スキル値の120に達すると、職業に"Legendary"の称号がつく。剣術を極めたら、"Legendary Swordsman"。鍛冶の匠ならば、"Legendary Blacksmith"という寸法だ。この称号は他人から見えるので、何が得意なキャラなのか、誰にでも分かるようになる。

街で会うキャラは、ほぼ例外なく、レジェンダリー。右を見ても左を見ても、猫も杓子もレジェンダリー。伝説的な技量を讃えられる称号とは言い条、氾濫した安っぽさに、威厳など微塵も感じぬのが現実である。

余談ながら、この称号、日本をテーマにした拡張で導入されたスキル、武士道では少し毛並みが違う。"Legendary Samurai"ではなく、"Kengo Samurai"と称される。

ところが、"Kengo Samurai"より上位の称号が存在することを、わたくしだけは知っている。それが、"Bungo Takehara"である。"Bungo Takehara"は、現代日本が幸運にも持つことが出来た、まれびとだ。これから、彼の偉大さを、とくと説いてつかわす。よっく聞け。

"Bungo Takehara"は、仕事帰りの電車の中で、とある雑誌の広告を見つけた。「ダメ男」と「いい女」の特集記事だった。まるで自分を揶揄したかのような内容。自分を否定されたかのような衝撃。

しばし呆然とした後に、"Bungo Takehara"は、常人ならばためらう一線を軽く踏み越えた。広告に飛びつき、引きずり下ろしたのである。紙が烈しい音を立てて裂けた。突然の凶状に、帰宅客で込みあっていた車内は、"Bungo Takehara"の周囲にだけ、ぽっかりと空間が生まれる。あたかも、彼のために舞台が設えられたかの如くだった。

衆人環視の中、"Bungo Takehara"の手で、広告は見る見るうちに細かい紙片と化していく。ざわめく車内。舞台の真ん中で仁王立ちし、荒い呼吸を繰り返す"Bungo Takehara"。

ぱっと、紙吹雪が舞った。"Bungo Takehara"が、手中の紙片を放り上げたのである。同時に、奔った。

大きな悲鳴とともに、女性客が飛びのく。"Bungo Takehara"を遮る者はいない。先頭車両から最後尾車両まで、"Bungo Takehara"が駆け抜け、全ての獲物を狩り尽した後には、彼の武勇を名残惜しむかのように、いつまでも紙吹雪が漂っていたという。

「阿呆臭や 兵どもが 夢の跡」

おっと、いけねえ、季語がないぜ。

伝説とは、かくあらねばならない。ありふれた日々の営みは、静かに忘れ去られていく。伝説も淘汰の運命から逃れられない。真に偉大な事跡のみが、時へ埋没することを拒否し、人類史に屹立して後世の人間を瞠目せしめる。

と、毎度のことながら、本題より余談の方が長いのであって、さて、何人が飽きて脱落したかな?

かくして、ギルド「凡夫」いよいよ始動す。

ギルドの約束事は、ただ一つ。スキルの上限を80に抑えることだ。これで、スキル120が必須とされるボス戦から、Fでパワスク、対人までこなしてしまう。少なくとも、その心積もりである。ただし、涙を拭うハンカチと、心を癒す音楽の準備は忘れてはならない。

飛鳥シャードのキャラは、ほとんど育ちきっている。わざわざスキルを下げるのは、そうとうな覚悟がいる。だから、別シャードで新規作成のキャラで始めることにした。

"Bungo Takehara"の舞台は、混雑した電車内だが、わたくしたちの舞台は北斗シャードだ。キャラ名は、"one-shot deal"。活動の行方は、神のみぞ知る。

oneshotdeal.jpg
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コメント
この記事へのコメント
うふふ、毎度ー。本当は、飛鳥でやりたかったのですが、キャラの空きの目処がたちませんで、こうなりました。次は、北斗の対人家どもに、真のウザさというものを思い知らせる所存にて御座候。
2008/12/12(金) 10:04:25 | URL | たれぞう #-[ 編集]
新展開ですなー
ちょっとUOに戻らなくちゃ!な気分どすぇー
2008/12/11(木) 20:23:24 | URL | 森田方面 #-[ 編集]
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