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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2008年02月12日 (火) | 編集 |
わたくしとしたことが、スキル上げに夢中になっている。

不調和というスキルがある。モンスターに耳障りな音楽を聞かせ、能力を下げる(弱くする)効果がある。ボスにも有効で、大変に重宝されるスキルだ。

わたくしのバード、Niyariは現在、不調和スキル82。実に中途半端な数値である。ボス戦で使おうとすると最高値の120が必須だし、大物を狩るには100以上は欲しい。80程度では、上級モンスターには失敗ばかりで、ちっとも効果がない。

よし、ここは一念発起してスキルを上げようと決意した。じゅんじゅんの話では、イルシェナーにある鹿森が、スキル上げに適しているらしい。鹿森には野良ヒーラーがたむろしており、ちょうどよい修行相手だというのだ。

現地に到着。おう、いたいた。

鹿森にて


「なんちゃら・ざ・わんだりんぐひーらー」と表示されているのが、野良ヒーラー。何かの拍子で死んでしまい、幽霊になったときは、「わんだりんぐひーらー」の傍に近寄ると蘇生してもらえる。対価は要求されない。無償である。世知辛い世の中にあって、有難い徳の持ち主だ。

だが、わたくしは修行の身。親切な彼らに向けて、不愉快な音楽を発射せねばならない。大変につらい。それー、ボロンボロン。「森の中で、ぼろんぼろんしてはったんですよ。傍から見たら、あの人なにしてはるの森の中で、という状況ですよ」と、上沼恵美子に言われそうである。

不調和が成功すると、下の図のように、相手の身体にキラキラ輝くエフェクトがまとわりつく。

わし、めっちゃむかついとんねん


彼は、今、大変にむかついている。嫌な音楽を聞かされて苛立ち、本来の力を発揮できないわけである。

ということで、そこら中にいる野良ヒーラーに片端から不調和を使って歩く。スキル制ゲームのUOには「レベル」はないが、要するに、スキル単位のレベルがあると考えれば、だいたい合っている。使わないスキルは上達しないので、早く上げようと思ったら、意図的に連続使用する必要があるわけだ。それー、ボロンボロン。

だいたい、20回不調スキルを使うごとに0.1上がる体感。不調和が成功すると、10秒の待機時間が必要で、連続で修行を行えない。これが、だるい。時間の消化待ちの方が長い。わたくしは、こういうちょっとした空き時間があると、途端に妄想モードに入ってしまう。

半分冗談のように書いているが、けっこう本気で困っている。仕事に身が入っていないと、よく怒られる。たしかにそうなのだが、ほんのちょっとしたスイッチで妄想が始まるので、自分でも止められずに怖い。それで、デスクワークが苦手となった。

スキルを使う。10秒待つ。スキルを使う。10秒待つ。ふと、不調和の音楽ってなんだろうと思った。たとえば、習いたてのバイオリンを弾いたときのような騒音? そうではない。不調和、沈静、扇動という、バードスキルを使うには、まず、楽器を扱う音楽スキルの習得が必要だ。つまり、楽器演奏はすでに習得している。

「完成された不愉快な音楽」ということになるのだが、なんだかよく分からない。

うーん。あー、つまり、むかつくけど耳に残る曲のことであろうか? ×××とか、△△△とか。なんであんな曲が売れるのか、さっぱり分らぬ。軽薄な歌詞、奇妙な踊り、まるで「俺、人殺すの平気だからよ」と言わんばかりの風体。なにがいいんだか分からぬ。こういうことか、そうか。なるほど、なるほど、と一人で納得する。

「なんやねん。一人合点して、気味の悪いやっちゃな」

野良ヒーラーが、そう言うものだから、

「そうそう、前から気になっていたことがあるんだけどね」

と、ついつい話に花が咲いた。

「武田鉄矢の海援隊っていますでしょ。「贈る言葉」って有名な曲ですよね」
「有名ですな」
「わたくし、小学校だか中学校だかの卒業式に歌わされたんですけど、今でも分らない部分がありましてね」
「ほう、歌わされましたか」
「“人は悲しみが多いほど、人には優しくできるのだから”って一節がありますよね」
「うん、ありました」
「ところが、その後すぐに“求めないで優しさなんか、臆病者の言い訳だから”って言っちゃうんですよ。この歌で、優しさの位置づけはどうなっとるんですかね? 人に優しくするのは良いことなんですかね? 臆病者の言い訳なんですかね?」
「うーん、分からんなあ。鉄矢に聞いてみたら」
「まだあるんですよ」
「まだあるんかい」
「ミスチルね、歌詞がいいって言われてますでしょ? 女性に人気ありますでしょ?」
「桜井和寿ですな、モテモテですな」
「Everythingって曲にね、こんな一節があります。“何を犠牲にしても守るべきものがあるとして、僕にとって今君がそれに当たると思うんだよ”ですよ。どうなっとるんですか」
「なにがやねん」
「いや、「……があるとして」ですよ。荷物があるとして、読んだことがあるとして、彼女がいるとして、明日晴れるとして……こういうの全部、仮定の形です。つまり、本当に守るわけじゃないけど、守らなきゃいけないとしたら君かなあってことなんですよ。なんちゅう、いい加減。なんちゅう、腑抜け。これが素敵なんですか! これが良いんですか! ええっ、どうなんだ!」
「わしに分かるわけないがな」
「もっと、あるんですが」
「まだあるんかい! 勘弁してーな」
「いやいや、終わりませんよ」
「いや、あのね。歌詞とかどうでもいいけど、あんたがウザイわ」
「げっ!」

それは、かつて、好きだった女性にも言われた言葉。

お休み前に、布団の中で上のような話をしていたら熱くなって止まらなくなり、ついに彼女が「歌詞とかより、あんたがウザイ。馬鹿じゃん」と怒りだした。すっかりご機嫌斜めになった彼女は、ぷいっと向こう側を向いて寝てしまい、お休みのチューもしてもらえず、暴走した自分に後悔しつつ寝たのであった。

不快なのは、耳障りな音楽ではなくて、わたくし自身。

それに気がついたとき、不調和スキルが上がった。ああああああああああ。

存在が不調和。
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コメント
この記事へのコメント
ももさま>
扇動は楽しいですね。
ぜひ、不調も試してください。
さらに楽しいですが、そうなるまでが地獄です。。。
120入ってるやつは変態です。。。
2008/02/14(木) 00:42:15 | URL | たれぞう #/blqkyuM[ 編集]
(* ̄∇ ̄)ニヤリッ

私は性格が悪いので扇動がすきで、
今、ちびちびやってますw
2008/02/12(火) 19:41:12 | URL | momo #-[ 編集]
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