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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2019年02月28日 (木) | 編集 |
ぼくは以前、名前を出せばだれもが知っている会社につとめていた。

有名大手巨大企業……とは真逆の、上から下までいい加減きわまりないばりさるだ企業で、死亡交通事故をおこしたのである。事故からしばらくの間、テレビの報道番組で会社上層部が釈明会見、号泣、土下座する姿が流されるという経験をした。wikipediaにも社名が載ったもんね。永遠に残るであろう。しょうもない。

ぼくは、事件からほどなくして退社。

同じ頃、会社のあまりのどうしようもなさを見限って、自分たちで会社を立ち上げようと独立に動いたグループがあった。彼らから、ゆくゆく正社員雇用する約束で、会社に参加してもらえないかと誘われたの。ぼく、それなりにまじめに働いて国家資格も取得していたので、戦力になると見込んでいたという。わあい、まあじで?

「いやあ、まあなんつったらいいんでしょ、わたしってどう考えてもすごい男じゃないですか。異様に。みなさん、どう思いますか? で、いちおう一人ずつ、わたしのどこがすごいのかを発表してみてください。わたしを上手に評価できた人は、わたしも評価してあげてもいいです。いやあ、みなさん、どれくらいわたしのことがわかっているんですかねえ。楽しみですねえ。で、あなたから発表してみてください」

将軍ならば、こう要求するにちがいない。なお、当然ながら上のセリフは実話なのだ。いずれ馬狸猿駄ブログに出てくるであろう。わあい、わあい。

話がそれちゃった。せっかくの誘いだったけれど、お断りしちゃったのである。そのころウツ病の落ちこみがひどく、はっきり書くと頭に浮かぶのは自殺することばかりで、とてもではないが働ける状態になかった。

最近、ようやく回復して仕事復帰を目指しはじめたこともあり、その後、新会社はどうなっているかと連絡をとってみた。

驚いたことに、設立から一年と少ししかたっていないのに会社は消滅寸前。専務が会社の金をつかいこんでいたことが発覚した、というのである。

実は、独立して新会社設立する構想を言いだし、熱心に周囲に働きかけていたのが専務。そして、使いこみは会社が立ち上がってすぐに始まっているらしい。ということは、はじめから会社の金を私的流用する目的で、周囲をそそのかしていたのだろう、という観測だった。

顧問弁護士に相談をしたけれど、副社長は元銀行マンだったノウハウを生かしてか、帳簿のごまかし方が完璧(証拠が残りにくい横領の仕方があるらしい)。裁判に訴えることはできるが、裁判費用の方が大きいと見込まれるので資金の回収はあきらめたほうがよい、というのが弁護士の意見だった。

社長はといえば、社長になれたことが嬉しかったのか、社長室を飾ることに熱心で仕事にはまったく熱意をしめさない。経理部長も大同小異。営業部長も同様。

この惨状に、現場メンバーが会社から一斉に離反。会社を見限って会社を立ち上げた人間たちが、今度は見限られる側にまわるという皮肉。

運転資金は枯渇。人材が払拭して現場が動かない。会社の命は風前の灯。あと半年もたないのではないか、という。

なんだよそれ、まああああああああじで!?

社会の底辺によどむ澱みたいな人間が集うと、こうも簡単に、増長、傲慢、裏切り、知らんぷり、破滅、トンズラが連鎖して、たった一年で会社つぶすことになるのかね。あまりに、おそろしい、おそろしい……。
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