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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2018年01月28日 (日) | 編集 |
5.一茶/藤沢周平
6.暁のひかり/藤沢周平
7.ロスジェネの逆襲/池井戸潤
8.友は野末に/色川武大

気が落ちてるときは藤沢周平だよね、人情噺だよね。好きな藤沢先生に助けていただこうとしたけれど、はからずも刺さる二冊を選んでしまう。

『一茶』は、俳人・小林一茶の生涯を藤沢流に描く。思うとおりにならぬのに、生きてゆかねばならぬ。家族との縁がうすく、貧にあえぎ、仕事は評価されぬ、悲哀と自嘲と諦観。

ようやくつかんだに思えた幸せは、幻だったかのように消えてゆく。最晩年の不運には、打ちのめされちゃう。気力のあるときなら、つきはなして読めるのだけど、ぼく自信の考え方や、これまでの行動が一茶に通ずる部分があって、つい同化してしまい、一緒になってノックアウト。

『暁のひかり』も庶民の悲哀を描いた本で、続けざまに強烈パンチを食らった気分。わあい、見事に逆効果読書だわん。

それならば、池井戸潤だ! と、『ロスジェネの逆襲』。「倍返しだ!」のドラマも大ヒットした、半沢直樹シリーズの第三作目。ぼくも、このロスジェネにくくられる世代。半沢から森山へ向けられた言葉は、作者・池井戸潤からの激励の言葉。

そうだ、そのとおりだ、よし、がんばる! ……たった一冊の読書体験で気分があがったりさがったり、おおいそがし。

色川武大は、「阿佐田哲也」名義で『麻雀放浪記』を書いた人。奇談、頽廃、惑乱の私小説九篇と、対談が二本、夫人へのインタビューをおさめた『友は野末に』。この混沌とした作品世界だいすきです。
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