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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2017年05月04日 (木) | 編集 |
氷結を、ぐびぐびっとやりました。こんな時刻に、へへ、へへへ……。

青空文庫で江戸川乱歩作品を読んで気分転換し、藤沢周平の『本所しぐれ町物語』に癒やされたりしております。

『本所しぐれ町物語』の巻末解説が、藤沢周平と文芸評論家の藤田昌司の対談になっています。

藤田 藤沢さんの初期の作品は暗い情念に閉ざされたものが多いと思うのです。それが、『用心棒日月抄』や『一茶』をお書きになった前後から、そういう負の情念から解放されてきた。そういう感じを持ったのです。その時点で暗い情念から作者自身も解放されてきたと見てよろしいでしょうか。

藤沢 正直言いまして、小説を書くことで救われたという気はしますよ。

藤田 それにもかかわらず、登場人物はそれぞれ、暗い宿命を背負っていたり、孤独な陰を引きずっていたり、そういう基本的なキャラクターは変っていませんね。

藤沢 そういうものが私の持ち味というか、世界なんですね。

藤田 強い人間ではなくて弱い人間、孤独な人間、時にはだらしない人間、そうした人間にシンパシーを感じる。そういうところが藤沢文学の大きな魅力になっていると思います。司馬遼太郎さんの小説は、エグゼクティブ志向のビジネスマンに読まれる要素が強い、その反面、藤沢さんの小説は、もう先が見えてしまったようなサラリーマンに共感を持って読まれるのではないかと思うのです。


「もう先が見えてしまったようなサラリーマン」って、ぼくみたいな男のことでしょうか? わあい。

……くそう、くそう。

でも、司馬遼太郎がとりあげる主人公も、たいがいが、どこか歪んでいる社会不適合者みたいなのがおおいよね。それが、たまたま時代の流れに乗っかってドカンと、どでかい花火をあげて消えていったという話が多い気がします。

ああ、また『峠』のことを読みたく、書きたくなってきたよ。よし、いまから読む!
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