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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2018年09月21日 (金) | 編集 |
某日、Aオンモールに出かける。

ゲームコーナーのUFOキャッチャーで、これ捕まえたの、捕獲したのううううう。ただし、捕まえたのは奥方様のお手柄。ぼく見てただけ。

DSC_0827.jpg

「たのしいきもちー」な、コウペンちゃん。きゃあああ、かわええ、ちょうかわええええええ!

胸がシアワセな気持ちであふれ、

「えらーい! すごーい! いいんだよー!」

などと、無闇につぶやきながら、矢鱈とモール内を歩き回っていた。

そこに現れたる、ちょっとチャラい感じのお兄さん。差し出されたポケットティッシュを受け取ったのが運の尽き。

「いま、ウォーターサーバーをご案内してるんですよー」

水入り紙コップを持たされ、案内の紙を渡され、口を挟ませぬセールストーク。烈風吹きすさぶ数分間のあと、

「大人気なんです、いかがでしょう」

ようやくトークが途切れたので、

「検討しときます」

と、コップと案内の紙を返そうとするが、素知らぬ顔で受け取らないチャラセールス兄ちゃん。

「あ、検討とかいらないんで。これ、今日だけのご案内なんですよ。いま決めましょうよ」

へえ、そうなんだ。この時点で、めらっと殺意がわいてくる。しかも、兄ちゃんは奥方様のほうが弱そうだと見て取ったらしく、奥方様にむけてガンガンとトークを注ぎ込んでくる。

「もう大人気なんですよ」

「いりません」

「イマイチですか? みなさん、喜んで契約してくださるんですよ」

「しらんがな」

「でも考えてみてください。これが家にあったら便利だと思いませんか」

「もういいです。ほら、奥方様、行くよ」

「いや、教えてください。家にあったら便利だと思いませんか? どうですか? これだけは聞きますからね。便利ではないですか? どうですか?」

うーんと、えーと、うーんと、なんなのこの人?

将軍を彷彿とさせる態度と会話に、殺意が煮つまり濃厚になってゆく。爆発しないうちにと、返そうとした紙コップと案内の紙も、差し出してるのに気づかないフリで、頑なに受け取ろうとしないの。ぼくらの取り付く島のない態度に、内心むかついてるのだろうけれど、おめえ、ばかだべ?

話にならないので、紙コップと案内の紙を適当に放り出してゆくことにした。その背後から、

「じゃあ、これから一切、水飲まないってことですね。約束してください」

と、捨て台詞。

やばいよ、ホンモノだよ。ホンモノのあなたには、ぜひ転職をオススメしたい。馬狸猿団の副リーダーとか向いてると思うよ。性格がそっくりなリーダーと、うまくやれるんじゃないかな。連絡先は「出会い系 恋ノ文」で検索すると出てくるから。

ぼくも、奥方様も、いやな出来事を引きずるタイプで忘れられず、ずっとイライラして、ときどき、

「水サーバーむかつく。Aオンモールきらい」

ポロリとこぼれだす。はいはい、わかったわかったと渡されるコウペンちゃんをなでて心を落ち着かせる。それを交代でくりかえす一日となったとさ。たのしくないきもちー。泣ける。
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