FC2ブログ
捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2010年08月04日 (水) | 編集 |
朝、目覚めると寝汗で全身がぬるぬるしているおっさんが、世の中には存在する。

世の女子よ、想像するがよい、妄想するがよい。 旦那がいる人は、横で寝ているだらしないトドみたいな生き物をチラ見してもよい。

ぬるぬる、てかてか、べったべたな、おじさん。夏が苦手。TUBEが宿敵。

あたくしのことである。

これではいかん。女子にきらわれるに決まっているのであって、せめても脂の排出量をおさえるために、今日から野菜しか食べないことにした。

朝シャワーで、すっきりと汗を流す。さっぱりしたわーと思った10秒後には、肌がぬるりとしはじめる、この救いがたさはどうであろう。

このように、みずからのおっさん加減が、いつにもまして気になりだしたのは、女子が参加すると巷で噂の「蕎麦を食す会」が近いから。

なお、「蕎麦を食す会」は、正式名称をただいまより、

「蕎麦に舌つづみをうち、夏は蕎麦ですねーとかなんとか言いながら、女子をチラチラ盗みみて、髪の輝き、潤んだ目、暑気で桃色に上気した肌、うっすらと肌にうかぶ汗、頬と顎の柔らかいラインを目に焼きつけて、ウフフ、ニヤニヤ、ほくそ笑み、鼻をふくらませ、眼福眼福とつぶやきながら、いろいろ伸縮自在に女子を愛でる会」

と変える。略称は「女子のそばで蕎麦の会」。もっとくだらない名前がないかなー。

マスコットも欲しいよね。女子の肩口から三白眼の凶相を覗かせて「ヒヒヒヒ」と笑ってる、その名も「うしろのストーカー野郎」とか、どーであろう。わあ、これがキモカワってやつ? カワの要素は女子ね! キモはおれね、うっさい!

さて、すっかりと自分を見失いつつあるあたくしは、床屋にいってきた。むさくるしい頭だと、女子にきらわれるから、サッパリしてこようと思った。

例の、むきむき短髪兄さんがいる床屋で、ばっつり髪を切った。その結果、やだ、すごい、おでこが、まーるだーし。

ワールドカップで優勝したスペインサッカーのように、髪が生えることを許さぬ、みごとな皮膚の連携。この、おでこのポゼッション率の高さは、どういうことであろう。

この動揺は、親戚の子どもと数年ぶりにあい、ずいぶんと成長していたときの驚きに喩えられるかもしれない。

違いがあるとすれば、子どもの成長は、

「太郎、ずいぶん大きくなったなあ! おじさんを覚えてるか?」

と、明るく喜ばしい口調で語られるのに対し、おでこの場合は、

「おでこ、ずいぶん広くなったなあ……。前は、そこに髪が生えてたこと覚えてるか?」

と、涙をともなった沈鬱な溜息とともにつぶやかれることである。

ハゲといえば、母親が、こんなことを語っていた。

中学の卒業式。50年も昔の、ど田舎の小さい学校には体育館なんてものはなく、式典は校庭でとり行われた。

校長が壇上にあがって、挨拶がはじまる。ところが、その校長は、日々、頭皮を乾布摩擦してるような一点の曇りもない完璧なハゲで、日光が眩しく乱反射するのだって。

みなさん(キラッ)、おめでとうございます(キラキラッ)……みなさんはこれから社会に向かって(キラッ)……卒業という今日を無事に迎えられた(キラキララッ)……。

校長の挨拶がおわっても、視線はハゲ頭を追ってしまう。見てはいけないと思うも、つい見てしまう。視線を吸引する、魔のハゲである。

式の間中、校長の頭は太陽光をとらえて閃光を発し、卒業式という晴れやかな舞台に文字通りの輝かしさをつけ加えていたという。

箸が転がってもおかしい年頃の女子たちである。みな懸命に笑いをこらえた。中には、手で顔をおおって泣いているフリをしながら、ククククククと笑っている子もいた。おかげで、ちっとも泣くどころじゃなかった……と言っておった。

まあ、そういう方がいつまでも記憶に残っていいよね。

あたくしのおでこも、いつの日か、そういう感動と笑いと勇気を人に与えられるようになるといいな! だれか、そういう感動的おでこを、先物買いしてくれる女子はいないものだろうか。

あ、たったいま思いついたのだけど、砂漠に鏡の代わりにハゲおやじを並べた、集光型太陽熱発電施設をつくるってのは、どうであろう。

ちなみに、集光型太陽熱発電てのは、これね。

Solar_two.jpg

名づけて「おで光型太陽熱発電」。究極のエコだと思うのだけど、どうであろう。

……ところで、今日のエントリーはなんの話をしようとしていたのだっけ?
スポンサーサイト