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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2009年04月05日 (日) | 編集 |
事務所で留守番をしていた。電話がかかってきたので取ると、マンションを買いませんか? という営業。

今、マンションがお安いんです。買い時です。と熱っぽく言うの。金あれば買いますけどね。金ないので買えませんね。すみませんね。

断るも、どちらにお勤めですか、失礼ですが年収はおいくらですか、と喰い下がってきて、たいへんにしつこい。買わないって言ってるじゃねーか、ああもう面倒くさいなー。切ればいいのであるが、どうせ留守番ですることもなく、机で阿呆面をさらしているだけなので、電話につきあうことにした。口から出任せホラ吹きの練習。

勤め先には、いわゆる一流ではないがそこそこ有名企業の名を上げて、年収は言葉を濁してはっきり答えず、相手にあわせて「まあ、それくらいですかねえ……」と煮え切らない態度。

それなりの生活レベルの客とみるや、俄然、やる気の出てきたらしい営業マン。営業口調に熱が加わり、それはぜひ一度、我が社の資料をご覧いただきたい、ときたもんだ。そうですねえ、まあ良い物件があれば考えなくもないですねえ。と投げやりに答える。

「では早速、こんどの土曜日に、ご自宅に伺いますので、ご住所をお教え願えますか?」

って、まーーーーーーじで? あら、どうしましょう。

だが、これまで嘘と出任せで生きてきたわたくしは、名前はうりさんの本名、住所は染井くんちの実家、電話番号は滝原豊後守くんの携帯と、淀みなく答えて難局を切り抜ける。ふう、記憶は身を助けるね。

「ありがとうございます、それでは土曜日に。失礼ですが、お客様も真剣にご検討くださいね。バシっと決めましょうね」

バシっと決めましょうって、なにをだ、この野郎。すごく強引で惚れてしまいそうであるよ。はははは、それじゃあとっておきの持ってきてくださいよ、と爽やかに答えて電話を切った。作戦完了。

──ということがあったのが、2日木曜日。

営業マンが、染井くんちの実家付近をうろうろして無駄な時間をすごしたのが昨日。そして、自宅で、たれたぱんだのような目をして、カールのチーズ味をむさぼり食っていたわたくしに、会社から電話。

おや部長、すみません酒飲んじゃったので、急に仕事出ろって言われても無理ですよ。あら違うの?

「そうじゃないよ。お前、電話で変なこと言わなかった?」
「何がです?」
「木曜日に電話したって言ってたけど、あの日、事務所いたのって、お前だろ?」

うわあー。

いたずらでした、いえーい……という事情を話すと、面倒くさいことをするな、と怒られる。なんでも、営業マンは半分泣きべそをかきながら電話をかけてきて、責任をとれ、マンションを買え、資料見るだけでもどうか、と30分以上ごねたのだという。わあー、事務所にいなくてよかった!

営業マンたるもの、騙されても引き下がらない根性を持ってないと大成しないのだろうね。強引でないと契約なんぞ取れないのだよね、きっと。女性の心を掴むのも同じかね。そういえば、女性はリードしてくれる男に惚れるというね。

実践あるのみ。夜のUOで、ナツキさんを呼び出す。わたくし、こっそりナツキさんを狙っているのである。どうやら、リアル女性らしいのである。放っておくことなどできようか。据え膳は食うのである。キャー。

「ダスタでドラ狩りをするから、13秒以内にダスタに来て。今なにやってても関係ないから。いますぐ中断して、すぐに飛んできて。いいね? 分かったね?」

どうよ、この強引なリードっぷり。自信に満ち溢れた態度。ナツキさんは、さぞや激しく心ときめいたに違いない。

「おういえー」

と、やってきたナツキさんと、ラブラブな狩りで30分。なっつんハートわしづかみ計画発動である。ハアハア。
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