FC2ブログ
捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2009年03月23日 (月) | 編集 |
absent_lady_t.jpg

この絵、どうですか?

Bunkamuraザ・ミュージアムで行われていた「20世紀のはじまり・ピカソとクレーの生きた時代」展に、最終日の22日、行ってきました。

わたくし、絵画は興味が薄く、絵画展も数回行ったことがある程度。ピカソは有名な作品を数点。クレーに至っては、ほとんど知らなかったという体たらく。

23作家の作品が展示されている中、もっとも心奪われたのが、イヴ・タンギー「不在の淑女」。上の絵です。

イヴ・タンギー/wikipedia

イヴ・タンギー。恥ずかしながら、初めて知った名前です。

シュルレアリスムの大家。シュルレアリスムとは、「夢や幻想など非合理な潜在意識界の表現により,人間の全的解放をめざす20世紀の芸術運動」だそうです。ブルース・リーの名セリフ「頭で考えるな、心で感じるんだ!」を、つい想起します。

さて、「不在の淑女」。

地平の延長とも、空ともつかない、黄色。絵の中央に黄色が息づいてるおかげで、明るい。しかし、少し不健康な、なにか不安な、淋しい印象も受けました。

そして、淑女。しかも、不在。絵画の解説によると、画面の手前右側にいる大きな物体が淑女らしい。手(横に突き出した小さく細い棒状のもの)に、赤い玉をつるした何かを持っています。あなたは何者? おお、淑女。あなたはどうして淑女なの。

なにから、なにまで、意味は分かりません。

しかし、絵から離れられない、謎の迫力があります。会場では、この絵の前にイスがありました。イスに座って、30分以上も淑女に魂を吸い取られていた次第。

本物は、もっと色が鮮やかなのですが、ネット上にある画像はみんな暗いね。この一事でも、パソコンやテレビの画面で、絵画を見た気になっちゃいかんということが分かります。

肉筆の迫力。絵の具の盛り上がり、かすれ、一気呵成の筆運びに、微小な線の繊細さ。目の前で見ないと、失われるもの、伝わらないことが、これほど多いとは。

グッズ販売コーナーがあり、ポストカードが欲しかったのですが、イヴ・タンギーは無し。残念。記念に、クレーの「宝物」と「リズミカルな森のラクダ」を購入。

・クレー 「宝物」
klee1.jpg

・クレー 「リズミカルな森のラクダ」
klee2.jpg

なんだか、楽しくなってくる2枚。

ああ、もう一度行きたかったなあ……。

余談ながら、紺地に白く「klee」のサインが印刷されただけの扇子が売られていたのですが、それはさすがに、ちょっと違う気がしました。フハハ。
スポンサーサイト