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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2009年02月24日 (火) | 編集 |
■島村英紀 私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか(講談社文庫)

国際的に有名な地震学者が、「業務上横領」で告訴され、ニ〇〇六年二月一日「詐欺」容疑で逮捕。七月ニ一日保釈。本書は、この不可解な逮捕劇を描いた本ではない。一七一日間という長期の拘束期間、科学者は何を経験したのか。逮捕・勾留されると「どうなるか」を科学者の目で解析する [あらすじ]


この裁判は、被害者であるはずのノルウェー・ベルゲン大学が「我々は詐欺にあったとは感じていない」と公表したおかげで、被害者がいないのに、有罪判決が下される形となって決着しました。法曹界からも、判決に対して疑問の声があげられたといいます。

(裁判の詳細に興味がある方は、「島村英紀のホームページ」内にある、「島村英紀の裁判通信・目次」で知ることができます)

裁判所と検察が、ほとんど癒着といってもよいほどに接近しており、検察の面子で裁判が押し進められる危険を、制御できなくなっている実態。どうして裁判に市民が関わる必要があるのか、考えさせてくれる本でもあります。

しかし、あらすじにもある通り、この本は裁判の不当性を訴えているものではありません。

この本の価値は、記録、そのものです。

たとえば、拘置所で出される食事の描写。

担当看守に聞いたところでは、桜餅など祝日の菓子の支給は法律で決まっている。このため、私の場合は春分の日、五月の憲法記念日、こどもの日に特別な菓子が出た。また、節分の日や三月の雛祭りにも出た。二月一一日にチョコレート菓子であるグリコポッキーを貰ったのは、もしかしたら、バレンタインデー(二月一四日)近くだったからかもしれない。グリコポッキーはチョコレート菓子で、細いスティック一六本にチョコレートがまぶしてあるものだ。

チョコレートケーキは既製品のケーキで、ニ三センチメートル×一一センチメートル×四センチメートルの赤箱に六個入り。ブルボンのシルベーヌというものだった。私はふだんはこのような既製品の菓子は食べないのだが、ここで食べると、それなりにうまい。 [126ページ]


他にも、

昼食にリンゴジュース(果汁一〇〇パーセント、ニ〇〇ミリグラム)、それにかりんとう(一九〇グラム、黒ハチミツとある。結構な量がある。願箋を出して自費で買う一九〇円のものと同じだという) [126ページ]


いちいち、容量、サイズ、重さ、メーカー、時にはパッケージに書いてある原材料名を写した記述が延々と続く。「バレンタインデー(二月一四日)」と、わざわざ書かれなくても、普通は知っています。実に、わずらわしい。

しかし、それが面白い。

この文章には、科学者の目が生きています。記録することとは何か、客観とは何なのか。その答えがあります。

文系一直線のぼくならば、主観で文章を綴ります。自分がどう思ったか、印象や感情の変化を中心に記すでしょう。しかし、主観の伝わり方は、受け手によって大きく左右されます。感性や経験の異なる人には、書き手の意図するようには伝わらない場合が、多々あります。

その反対に、客観は、誰が受け取っても客観です。「ニ三センチメートル×一一センチメートル×四センチメートル」のケーキの箱の大きさは、人によって伸びたり縮んだりしません。ポッキーが一六本というのも、誰が数えても一六本です。

誰に言われるわけでもなく、自然とこういう文章を綴る、科学を本職とする理系人の脳みそを覗くことができ、自分の中になかった思考方式に触れて、とてもわくわくしました。

もしかすると、理系の人にとっては当たり前のことで、「いまさら、そんなこと喜んでるのか」と呆れられるかもしれませんけども。単に、ぼく自身がアホであることを告白しただけ? ウワー、ちょっと不安になってきた!

なお、最初に紹介した「島村英紀のホームページ」には、地球と生物に関する、面白さで時間を忘れるほど興奮できる文章がたくさん載せられてます。無料で読めるなんて、素晴らしいわん。
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2009年02月24日 (火) | 編集 |
先に紹介した、2月18日に発売されたaikoの25枚目のシングル「milk/嘆きのキス」が、3月1日付けオリコン週間シングルランキングで1位を獲得しました。

実は、25枚目にして初の1位。これまで、惜しいところで2位以下に甘んじてきたのですが、ついに1位。おめでとうございまーす!

わたくしも、「午前中、医者によってくので遅れます」と、会社に嘘の連絡して、朝イチでCD買いに行った甲斐があったというものです。ちゃんと、オリコンの集計に使われる店を選んで買いに行ったのだぜ? いい歳して、このおっさんは何してるのでしょうか。ウハーイ。

そういや、2月22日の「Music Lovers」すごくよかったですね。

■ aikoと高橋克実のトーク


高橋克実さんは、aikoの大ファンとして知られています。お二人は、「僕らの音楽」という番組でもトークをしたことがあり、ぼくは、この二人のトークが大好き。

なにが良いかって、aikoが高橋克実さんのことを「カツミさん」と呼ぶのであるよ。そのたびに心臓が高鳴るわ! 発作が起きそうなくらいに! もう、あたし卒倒しちゃいそう!

なにを隠そう、あたくし、本名がカツミちゃんなの! ウキャー! aikoに名前呼んでもらえるなんて、もういつ死んでもいいわ! キャアアア!

という事情を踏まえて、「Music Lovers」のライブ部分の動画をみるがよい。

■ milkライブ コール&レスポンス


aiko 「男子!」
男子 「いえーい!」
aiko 「女子!」
女子 「いえーい!」
aiko 「バンド!」
バンド 「いえーい!」
aiko 「カツミさん!」
わたくし 「いえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!」

ダブルじゃないぜ、トリプルだぜー!

画面に向かって叫ぶ3×歳の冬の夜。あー、幸せ。

虚しくなってきたら、別のaiko動画を見て悶えるのである。これでまた、この先一年分くらいの生きる気力が湧いてきたぜ。ありがとうありがとう。