FC2ブログ
捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2008年08月26日 (火) | 編集 |
ぼくは、図書館が大好き。考えてもみよ。

「図書館にいる女性は全員、本好きさん」

ギャー、衝撃の真実! 本好きさんが真剣に本を選んでいる、横顔の凛々しさと言ったら、一瞬で愛が芽生えるぜ。

お前が好きなのは図書館じゃなくて、女の人だろう。という鋭い指摘は、全く聞こえぬ。愛ゆえに。

……という文章を、過去にも書いた気がするのは、デジャヴ?

さて、先日の日曜日。仕事が昼過ぎに終わったので、今まで借りていた本を返しがてら、また新たな本を借りてきた。

最近は、生物学が面白い。といっても、詳しくみれば、分子生物学だの、遺伝学だの、細胞生物学だのと、やたらと細分化していて、ぼくなどにはさっぱり分からない。生き物に関する全てを含んだ興味だと思いねえ。

で、グールドだの、ドーキンスだの、中村桂子だの、多田富雄だのと抱えて帰ってきたわけだけども、中に一冊、中島義道を借りたの。哲学者なの。キャー哲学ですよ、奥さん!

まあ、あの方、哲学書なんか読んでて素敵っ! と、どこかの女性が思いを寄せてくれるかもしれぬ。などと安易に考えるのは、いい歳こいてUOとaikoとたれぱんだが好きで、最近は「いきものがかり」の聖恵ちゃんにも心奪われている、阿呆なおっさんくらいなものだ。いるのか、そんなやつ。

哲学書片手にアンニュイな表情浮かべて許されるのは、学生まで。おっさんが気難しい顔をしていたら、「どこかお具合でも悪いですか?」と声をかけられるのが関の山である。

でもね、自然と眉が寄ってくるの。わざとじゃないの。

借りた本は、中島義道「悪について」。

「残虐な事件が起こるたび、その<悪>をめぐる評論が喧しい。しかし、<悪>を指弾する人々自身は、<悪>とはまったく無縁なのだろうか。そもそも人間にとって<悪>とは何なのか。人間の欲望をとことん見据え、この問題に取り組んだのがカントだった。本書では、さまざまな文学作品や宗教書の事例を引きつつ、カント倫理学を<悪>の側面から読み解く」

という内容に、なんとなく興味を引かれて借りたはいいけど、これはえらい重荷やで!

「自己犠牲的行為が義務に適った行為=適法的行為であるか否かの判定は、それほど極端ではない場合、難しいであろう。だが、自己犠牲的行為が、義務からの行為=道徳的に善い行為でないことは、比較的明確である」

えーと、えーと、比較的明確って、なにが?

はっきり明確なのは、ぼくには上の文章をすんなり理解する能力がないということだけ。3ページ進んで、3ページ戻るペースの読書で、さっぱり先に進まぬ。

ぼくにとっての哲学的問いは、どうやら、「なぜ自分はこの本を読んでいるのか」という一点に絞られてきたぜ。

はたして、期限の2週間以内に、読み終えることができるのだろうか……。
スポンサーサイト