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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2007年12月30日 (日) | 編集 |
蛇変化殺法で、血エレパラゴンを撃破した。やった、やった。よし、この勢いを駆って、お次の敵はサキュバスだな!

眠っている人を襲う、夢魔の一種であるサキュバス。襲うといっても、死に至らしめるというよりも、えっちな夢を見せて精気を吸い取るという方面の襲撃であり、大変にハアハアな悪魔である。

人間の女の子が相手にしてくれないから、この際、悪魔でもいいや、テクニックすごそうだし、ハアハア。……などと、汚れた欲望を胸にサキュバスに会いに行ったわけではなく、蛇変化殺法がどこまで通用するかを試しに。

蛇変化殺法も万能ではない。UOには毒エレメンタルや、赤デーモン、黒閣下のように、毒に耐性のあるモンスターがいる。そういうヤツラには、いくら蛇になって噛み付いても、ちっとも毒が入らない。強制的に解毒魔法を使わせることが出来ないので、蛇変化殺法も無意味となる。

そーいう、わたくしの目論見を台無しにする無粋な輩への対処法は、あとで考えるとして、とりあえずは毒が効果を発揮するサキュバスを倒しておこう。純粋な戦術的欲求であると理解していただきたい。

よしゃあ、サキュバスいたぜええええ。やっべえ、いきなりパラゴンだぜええええ!

と、サキュバスパラゴンの足元に、どなた様かの死体が一体。その傍に、さんざん儲けたと思しき現金の山が3つ。他のゲームだと、お金はデータで、数字として処理されるものが多いが、UOではお金は一つのアイテム。きちんと重さがあり、どんな体力自慢でも、現金のままで大金を持ち歩くことは、重すぎて不可能。せいぜい、1万か2万gpを持てる程度にすぎない。

狩場に長くいて、たくさん稼いだら、重量いっぱいになるごとに街に帰るか、地面に置いておいて頃合を見て何度も運ぶ、仲間を呼ぶ、荷物を搭載できるペットを連れてくるか。

この場合は、あとでゆっくり運ぼうと考えていたのが、サキュバスに思わぬ不覚を取ったという状況であろう。

だが、地面にアイテムを置くのは危険である。邪な心の持ち主に見つかってしまえば、ちょっと一時的に置いてます、なんて言い訳は通用しない。仕様的にも、捨ててあるものと看做してよく、誰でも手をつけることができる。現実と違い、拾得物横領なんてことにはならないのである。わざとじゃなく、うっかり荷物を落としてしまっても同じこと。ブリタニアで生きるには注意が必要だ。

ざっと計算すると、地面に落ちている金は10万gpを超えていた。しこたま溜め込んだものよの。

さて、持ち主はいつ蘇生して戻ってくるであろうか? あまりに無用心だから、どれ、わたくしが確保しておいてやるとしよう。ほれ、このように、よいしょ、くす、15000gp持てたぜ。しかしながら、まだ8万gp近い金が地面でわたくしを誘う輝きを発している。

うぬ、もしかしたら、このまま持ち主は帰ってこないかもしれない? てことは、金が腐ってしまう? いけない、いけない、そんな勿体ないことは許されない。勿体ないお化けが出てくるかもしれないからである。よし、街に飛んで銀行に金を預けてこよう。

再度、現場に戻ると、おや、死体がない。どうやら、蘇生がすんで荷物回収したものと思われる。おまけに、さっき見たときよりも少し金が減っている。あちらも金が減っていることに気がついて、持てる分を銀行に運んだらしい。うぬ、残念。

まあせっかくだから、もう少し……。と、さらに15000gp持って、リコールで街に飛ぼうとした瞬間、画面の端からゴキと呼ばれる輸送用ペットにのった持ち主登場。慌てて金の回収に来たものと思われる。だが、まだサキュバスパラゴンは健在。容易に金に近づけない様子。

サキュバスがいるとは、これは剣呑。金を確保せねばなりませんなあ。わたくしは、ここぞとばかりにアイテム転送袋を使って、金を銀行に送る。金の魔力とは恐ろしいもので、すっかりいただく気満点。ケケケ。

「ちょっと! 取らないでください!」

と、怒り心頭の彼。

「はて、なんのことやら」

と、とぼけるわたし。

「返してください!」

「返しません」

「ふざけんなよ」

「ふざけてません」

「頑張って稼いだのに!」

「お疲れ様です」

と、不毛な言い合い。おまけに、

「名前とギルドタグ覚えたからな!」

と、吐き捨てられてしまい、ちょっぴり怖気づいた。まさか、また家に水樽が? お店を荒らされてしまったりするのであろうか? それはいやーん、困るー。

急に卑屈になって、「ごめんね、ごめんね、お金は返さないけど許してね」と呟きながら、リコール・アウト。ふー、やれやれ、3万gp儲けた。

だが、当初の目的は、すっかり見失ってサキュバス倒すの忘れてた。おまけに、AABCDのギルドタグは、さえぷー帝国のものであった。ま、いっか……。
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2007年12月28日 (金) | 編集 |
ぐったり半蔵ことAABCDは、忍者になった。だが、UOの忍者スキルは、対人戦で威力を発揮するものが多く、モンスター戦ではあまり効果がない。

どうしても、ネタスキルとなりがちな忍者だが、それをうまく使ってみようというのが、今回のたくらみである。対人戦をやるつもりがないAABCDの場合は、忍者スキルで使うのは、次の二つ。分身の術(Mirror Image)と、動物変化の術(Animal Form)。

・影分身(Mirror Image) 詠唱1.5 秒 条件:徒歩であること

コントロールスロットを1消費して分身を1体出す。最大5体。
分身から4マス(4歩で行ける距離)以内で術者が打撃を受けると忍術スキル値に
応じた確率で身代わりになって消滅し、打撃を完全無効化することがある。
魔法やブレスなど、打撃以外の攻撃は防げない。
騎乗中は使用不可(詠唱開始から完了まで徒歩の必要あり)。
徒歩で分身を出してから騎乗するのは有効。

回避判定は武器スキル>ブロッキング>影分身の順なので、元々
避けられたはずの打撃で無駄に消えることはない。
SPMやSAAも無効化が可能で、その場合は相手はマナを消費する。

身代わり発動率はおよそ (忍術×5/8)+5 (%)、
分身の持続時間は 30+(忍術/4)秒。
忍術スキル40で約30%、GMで約67%、120で約80%となる。


影分身で、身代わり分身を出して、打撃をかわすところまでは、簡単に推察できるものと思う。肝心なのは、動物変化である。使うのは、こちら。

蛇・・・素手か近接武器による打撃ヒット時、確率100%でL1毒を付加。術者の毒スキルは影響しない。
    かつては手裏剣・吹き矢・ボム・ワンド・物理反射など、打撃以外でも毒が入っていたが、
    現在は打撃でしか入らないように修正された。また、弓矢による攻撃も適用外。


説明文は、「毒の世界」より引用させていただいた。

L1毒というのは、レベル1毒のことで、最も弱いクラスの毒である。L1毒が原因で死ぬことなど、ほとんどない。まして、プレイヤーの数倍のHPをもつモンスター相手には、まったくと言っていいほど意味をなさない。

だが、そこで「意味ねーーーーー!」と叫びたい貴殿は粗忽者。わたくしとて、L1毒のダメージでモンスターを倒そうとしているわけではない。

では、目的は何か。

UOには「毒殺」というプレイスタイルがある。先刻、文章を引用させていただいた「毒の世界」は、凶悪毒を用いて、モンスターを毒殺することに賭けた男の記録が、メインコンテンツ。

ところが、ある時から仕様が変わり、毒殺が難しくなった。モンスターが、魔法や特殊能力で、あっという間に解毒するようになったのである。そのため、少々、手の込んだ方法を使う必要が出てきたのだが、具体的な方法は毒の世界を読んでいただくとして。

わたくしが逆手に取るのは、モンスターがあっという間に魔法で解毒するという、この仕様。モンスターは、L1毒だろうが、L5毒(毒殺に使う猛毒)だろうが、関係なしに即アーチキュア(広範囲解毒魔法)を使ってくる。

さて、蛇変化で入れられる毒は、「素手か近接武器による打撃ヒット時、確率100%でL1毒を付加」。AABCDは、剣スキル持ちでソウルシーカーを使う。つまり、最速の1.25秒振りが可能。攻撃が当たれば、1.25秒間隔で毒を入れることができる。

もう、お分かりだろうか。

攻撃が当たればL1毒が入り、モンスターは即座にアーチキュア。だが、すぐに毒。アーチキュア。毒→アーチキュア→毒→アーチキュア。この繰り返しとなり、モンスターはほとんど魔法攻撃をしてこなくなる。強制的にマナを消費させることで、マナ切れも起こす。打撃は、影分身でかわす。

モンスター棒立ち! おおおお!

モンスターが人間操作ならば、「こいつウゼエエエエエエエエ! ありえねーーーー! クソガ! クソガ!」と喚きだし、わたくしの家に水樽が山と積まれたり、掲示板の取引が邪魔されたりすることであろうが、幸いにしてNPC相手なので何の気兼ねもない。

AABCDの現在スキルは、こんな感じ。

AABCDスキル表


見てお分かりの通り、騎士スキルがない。純戦士に近い、ちまちま戦うタイプ。それが、毒→アーチキュアのループで、超安全に血エレパラゴン撃破に成功した。うひやひやひやー!

だが、「だから何? 血エレパラゴンなんか、白豚で楽勝じゃん」と、核心をついて鼻で笑っちゃだめなのであり、そんなヤツは、「家の玄関に水樽山積み」の刑に処するので心しておくがよかろう。

(さらに続く)
2007年12月27日 (木) | 編集 |
自分の文章を読み返して、ロクデモナイことしか書いてないブログだなあと、つくづく思う。とくに、ここ最近の文章の黒さといったら。

疲れているのだ、ということにしておいていただきたい。どれくらい疲れているかというと、どうやら、この年始年末は、まともに休みがなさそうである。年末は、30日まで仕事。年始は、下手すると1日から出勤。て、休みは31日しかないのかよ!

おまけに、普段から変則的なシフト。5時出勤で6時から4時間仕事して、4時間休憩して、また3時間仕事とか、変則的すぎて、考えるだけでニヤニヤ笑いが浮かんでくるのが人体の不思議。

疲れているときの思考は、短慮で陰湿な暗黒思考に陥りやすく、したがって、このブログも、ただいま暗黒モード。

てえことは、「疲れているから」という口実をもってすれば、罵詈雑言書きなぐりも許されるだろうか。スキルが足りないから、装備がないから、金がないから、時間がないから、という口実で、ヘタレなキャラを正当化するのと同じ寸法である。と、こういうこと書いちゃうのが暗黒モードなのであって、自分が、ここまで疲れていたとは思いもよらなんだよ。はっはっは。

すっかり自分を見失っている。そういえば、ちょっと前に「自分探し」というのが流行った時期があった。今ここにいる、うだつのあがらない自分は、決して本当の私ではない。どこかの理想郷に、「素晴らしい自分」がいるに違いないと信じて、探し求める旅に出た人々。彼らが目指したのは、ガンダーラ? そこにゆけば、どんな夢もかなうというよ。誰だって行きたがるが、あまりに遠い、愛の国ガンダーラ。

よし、ここは、わたくしも彼らに倣って、自分探しの旅に出かけることにした。UOの中で。ガンダーラは、あまりに遠いし、だいいち、どこにあるのか知らない。場所を知らないのに、あまりに遠いってのもおかしな話だが、疲れているのだからやむをえない。

さて、自分を見失っているといえば、やはりAABCDであろう。

以前、ネクロ戦士になる、という文章を書いたような気がするが、とうの昔にネクロスキルなんぞ抜き取ってしまって、残滓もありはしない。魔法スキル入れては抜いて、騎士入れては抜いて、武士入れては抜いて、いつまでたってもキャラが完成しない。うりさんに、「そのキャラは何がやりたいの?」と問われ、「さあ……」と答えた。なにもかも、疲れているせいに違いない。

あちこちのサイトを見て、パラリをみて、毒の世界を見て、悩んだ末に、忍術を覚えることにした。ROで活躍した忍者キャラ「ぐったり半蔵」の再来である。キャラ名変更プログラム(税込み1554円)がもっと安ければ使ってもいいけど、これしきのことで1500円もかける勇気はない。なんで、こんなに高いのだろうね。150円くらいなら、もう少し気軽に使えるだろうに……。

ぐったり半蔵は、千葉県佐倉市にある廃ラブホテル「江戸城」の門の守衛である。

ホテル江戸城の半蔵門

ぐったり半蔵が守っていたことに由来し、この門は後に「半蔵門」と呼ばれるようになった。

というような、どうでもいいことを書き出すと、長くなるし止まらないので、続きはまた明日。なんて、グダグダな文章……。
2007年12月25日 (火) | 編集 |
わたくしは、人見知が激しいくせに、一人は淋しいという厄介な性格である。

UOでも、ソロプレイが苦手で、生産でも狩りでも30分もすると飽きてしまう。

どうしようもなく飽きたときには、お店の商品補充で忙しいさえぷーや、いけないチャットでくすくす笑っているももさんを、相手の事情など斟酌せず、MLボスやら、きっつい狩場やらに連れ出して、ウヒャウヒャ笑っている迷惑な男。ウヒャウヒャ。

飛鳥シャードなら、それを許してくれる友人がいるから良いのだけれど、問題は某シャードで活動しているメイジ。まだ知り合いがいないし、修行の途中ということもあり、必然的にソロプレイばかりとなっていて、この頃とても淋しい。

誰かと遊びたいなあ、どうしようかなあ。パラリのギルドメンバー募集記事を見ながら迷っていた。

募集は、Fで活動する対人ギルドが多く、Tのギルドは少ないようである。わたくし、F人という人種は現実で殺人嗜好者か、暴力団員、チンピラもしくは暴走族、あるいは建築業界の人間に違いないと思っている。人を打ち倒したい、人を馬鹿にしたい、人の嫌がることをしたい、邪魔をしたい、水樽を置きたい、などと日夜、暗黒思考ばかりに捉われている人たち。まともな人格のはずがなかろう。

言うまでもなく偏見であって、だいたい、暴力団員がUOなどしてるわきゃないが、誰になんと言われようと正す気はなく、Fギルドとは関わりを持ちたくない。なお、お前みたいなヘタレは要らない、と、あちらからお断りされる可能性はハナから排除。

また、わたくしの観測を補強するかのように、うりさんも一時期、F系ギルドに所属していた男だ。そして、彼はリアル暴走族である。信じがたいことに、休日になると80キロも遠乗りするという。自転車で。あの巨体が風を切って疾走するというのである。なんということであろう。いったい、「ありえねーwwwwwww」と、いくつ「w」をつけたら、この衝撃を表現できるものか悩んでいる。

いかん、話がそれた。

ともかく、そういう事情で、どこかギルドに所属するしかあるまいと考えたわけである。

ギルドのウェブサイトを覗き、掲示板や、ギルドマスターの日記を見て、ギルドの雰囲気をつかもうとする。マスターが2ch用語使ってたり、妙な若者言葉を使っているようなギルドは、即、却下。おっさんのわたくしが馴染めるわけがないのは、体験入隊するまでもなく自明である。

できれば、ギルドメンバーに女性が多いところがいいなあ、いっそのこと、ギルドマスターが女性がのとこが良いなぁー。妙齢で、一人身で、大阪出身・関東在住で、ちょっとぽっちゃりで、読書好きさんで、aiko好きさんだったら、なお良いなあ。と、当初の目的から外れていくギルド探し。

だが、そんな都合の良いギルドなど、そうそうあるわきゃないのであって、迷っているうちに、次々と募集は締め切られていく。やむをえない。ギルドマスターが男だが、おっさん臭いギルドを見つけて連絡をとった。若造よりは、年齢が近いほうが、感覚も近いというものであろう。

話は進んで面接となった。正直に、メインシャードは飛鳥であること、こちらには財産もないし、キャラも育っていないが、Tでなら一通りの経験はあることを告げると、問題ないという。じゃあ、早速加盟を……という段になって、マスターが言った。

「うち、まったりですけど、いいですか」

まったり、というプレイスタイルがある。ガツガツと金を稼ぐことはせず、気儘に楽しむ。多人数よりは、ソロ志向。戦闘よりは、生産。のんびり、気儘に。そういう雰囲気の遊び方。

わたくしは、個人でのまったりは、全く否定しないのだが、ギルド単位でのまったりというのは、どういうことであろう。ソロ志向者の集まりだというのだろうか。

だが、ギルド規約を読めば、
・IRC必須(動作の軽いチャットソフト。UOはチャット機能が弱く、連絡のために、なにかの外部ソフトを導入しているギルドが多い)
・UOAM推奨(UOの地図補助ソフト。メンバーの現在位置が、地図上で点で表されたりと便利)
・ギルドの掛け持ちは不問だが、週3回以上のログインを要求
と、メンバーを拘束する条項が並ぶ。

マスターの日記にも、ボス退治に行った記事が並んでいる。毎日、ガツガツ戦うわけではないという程度の意味に理解した。この際、多少の活動のゆるさは仕方があるまい。一人よりはマシだ。

そう考えて加盟したのが、もう三週間ほど前の話。

その日から数えて、メンバーとの狩りに参加したのが3回。そのうち1回は、わたくしと同時期の募集で加盟した、UO歴1年に満たない初心者戦士さんを誘っての、二人プレイ。その他の日は、IRCは全くの沈黙。人数がいないわけではない。

ログインして挨拶して、やがて、誰かが「良いルンビが居ない」と言うと、皆が一斉に「w」と答えて、そのうちに時間がきて皆、落ちる挨拶。あるいは、「シタデルのキーが揃ったから行って来ます」と誰かが言えば、「w」と皆が一斉に答えて、そのうちに時間がきて皆、落ちる挨拶。はたまた別の日は、ログインして挨拶したっきり、そのうちに時間がきて皆、落ちる挨拶。こうして気がつくと、三週間が過ぎていた。

何度か、初心者戦士さんと遊ぼうと、彼がいつも居るという狩場に出かけてみたら、相手はわたくしを見た途端、リコール・アウト。それが数回続いたので、どうやら避けられているらしいと気がついた。

他のメンバーは、各々、ボスソロしたり、良いペット探したり忙しい様子である。

わたくしは結局、一人で霊性ブラッドに出かけて血エレと正面から戦う日々。ソロの時と全く活動内容が変わらないのは、どうしたことであろう。そういえば、いつだったかマスターが言っていた言葉を思い出す。「狩り頑張るのは面倒ですからね」と。

こりゃあ、たしかに、まったりだわ。だが、ギルドの価値がどこに? まして、IRCやUOAMで拘束される意味も全くない。ギルドを組むってことは、時に、自分の都合を押し殺すことだと思っていたわたくしは甘かったらしい……。まいった、まいった。

更なる楽しみの発展を模索中。
2007年12月20日 (木) | 編集 |
ピアレスボスの一人、レディ・メリザンドの住まう「ブライテッド・グロウブ」。ブリタニア政府発行の観光案内書には、この忌まわしい地について、次のように記されている。

レディ メリザンドによって古代から守られてきた最古のユーツリーは、グロテスクな形に歪められてしまった。それでもその木は汚れた地に強い根をはりめぐらせて必死に生きている。巨大なその木の三分の一にも及ぶむき出された根はしっかりと沼地をつかみ、今にも倒れそうな巨大な幹をささえている。その木に近づいた生き物は、大抵、その毒棘や毒種によって死に追いやられる。この場所に足を踏み入れるには、まずむき出されたその木の根の下を通り、垂れ下がった枝、そして幹の腐った中身を避けながら通り抜けなければならない。ユーの木のどの部分も毒を持ち、危険である。木に近寄ることは危険を伴うことであり、ここで落下やケガをすると毒で苦しみ死ぬことになる。 不快な枝の間には、恐ろしいモンスターたちが潜んでいる。人を襲って喜ぶチェンジリング(Changeling)、そしてボグシング(Bog Thing)、ボグリング(Bogling)、コープサー(Corpser)、ウィッピングバイン(Whipping Vine)、スワンプテンタクル(Swamp Tentacle)、そしてリーパー(Reaper)などに遭遇することになるだろう。また、枝や沼地地帯には、巨大なヘビやヒドラも徘徊している。豹変してしまったレディ メリザンドの手下には、悪にそまったドライアド(Dryad)やサテュロス(Satyr)などがいる。



これまで「メリザンデ」と書いてきたが、「メリザンド」が一般的なようだから、従うことにする。UOに出てくる名称は、たいていの場合、元ネタがある(シタデルとか、べドラムとかもそう)。なんて読むのか分からないときは、元ネタに当たると答えが出たりする。ちなみに、メリザンドは、オペラなのだね。これは知らなかった。不勉強であった。以上、余談まで。

たれぞうは、メリザンドに挑む権利を得るために、腐敗した沼地「ブライテッド・グロウブ」にやってきた。だが、この沼地へ下りるのは容易なことではない。ユー・ツリーの稠密に絡みあった根や枝を薙ぎ払い、道を切り拓かねばならない。

ユー・ツリー


数百年の樹齢を誇るとも噂される、このユー・ツリーは、表皮を恐ろしい硬さに変えることで風雪に耐えてきた。枝を打ち払おうとしても、冒険者が手にしている刀や槍程度では跳ね返されて物の役に立たない。ブライテッド・グロウブに降りていくだけの目的で、「ボーン・マチェット」と呼ばれる、特別に頑丈な山刀が作り出されたほどである。

これまで、沼地に向かおうとした数多くの冒険者によって、さんざん痛めつけられたはずのユー・ツリーだが、獣道すら出来る気配がないのは、驚くべきことである。ユー・ツリーの強靭な生命力は、除かれた根や枝をたちまち再生させてしまうらしい。あるいは、ユー・ツリーが長年吸い上げてきた沼地の瘴気が、瑞々しい生命力を、死ぬことを許さない呪縛へと変質させてしまったものであろうか。

たれぞうは、渾身の力をこめてマチェットを振り下ろす。猛毒を含むという木に触れぬように注意し、襟や袖口から入り込もうとする得体の知れない虫を振り払う。沼地に下りるころには、全身大汗をかいて、へとへとに疲れ果てていた。

(エプロン欲しさに、こうまでしてメリザンドを倒しに来なければならぬというのも、酔狂なことだ)

そんな思いにかられて、ついつい自嘲の笑いがこみ上げてきた。

(さて、沼地の様子はどうだろう)

慎重に様子を伺う。幸い、荒れている気配はない。ひどい時には、入り口すぐのところに、強力なヒドラの類が、たむろしていることがある。いきなり死んでしまうようなことは滅多にないが、ようやくモンスターの襲撃をくぐりぬけて冷や汗をかくことは、しょっちゅうだ。

クエストをくれる妖精に会いに行こうと、乗りドラの手綱を、そちらの方向へ向けた瞬間であった。ヒリュウに騎乗した人物が走ってきた。様子がただことではない。かなりの深手を負っているのか、全身が血に濡れ、辛うじて鞍壺にしがみついているような状態であった。

女であった。

たれぞうと目があったと思うと、みるみる彼女の身体を炎が包み込んでいく。ヒールの呪文を唱える暇もなく、彼女はたれぞうの目の前で、断末魔の悲鳴をあげてこときれた。あまりの出来事に、たれぞうは縮み上がって動くことができなくなってしまった。見れば、さらに一人、今度は幽霊が走ってくる。

(これは、いかん。奥の方は荒れているらしい)

今日は帰ったほうがいいかもしれぬ。たれぞうが踵を返す間もなく、沼の奥から真っ赤なボグシング「タングル」に追われて、数人が大慌てで逃げてくる。たちまち、たれぞうの周囲で乱戦が始まった。

乱戦


こうなってしまっては、巻き込まれないように注意するほうが大事で、もはやクエストどころではない。もちろん、強引に割り込んでいくこともできたが、いらぬ不和を招くのも物憂い。

幽霊を蘇生してやって、今日のところは諦めるとしよう。たれぞうは幽霊の一人に近づいて、蘇生を施した。その人物は生き返らせてもらった礼も言わず、片隅に逃げていく。よほど慌てているものと見える。

(さて、女テイマーの幽霊はどこかな)

たれぞうは、彼女の死体に近づいて、おや、と思った。この名前、どこかで見たことがある。

はて……。


はて、だれだったろう。思い出そうとしたが、出てこない。珍しい名前ではないから、勘違いをしているのだろうか。まあいい。

いくら待っても幽霊は現れない。仲間に蘇生してもらっているのか、沼の外にいる野良ヒーラーを探しに出たのか。数分待った頃に、女は戻ってきた。

その女は!


(うわあああああああああ!)

女がつけているタグを見て、たれぞうは悲鳴をあげた。[Lv1]か!

[Lv1]は飛鳥でも名の知られたPKギルドである。Chri*といえば、まぎれもなくギルドマスターではないか。よもや、こんなところで出会おうとは。

普段、Fに行き馴れないたれぞうにとって、ひさしぶりに出会う対人家であった。たれぞうは威圧感に、すっかり居竦んでしまった。Chri*は、たれぞうには一瞥もくれない。F世界が恐ろしくて足を踏み入れられず、Tでしか活動できないヘタレのことなど、眼中にもないのであろう。無言のまま荷物を回収すると、仲間が戦っている沼の奥へと駆けていった。

たれぞうは沼地にとどまるのが恐ろしく、震えながら家に飛んで帰り、そのまま床に伏せった。

いよいよLv1が、トランメル制覇に動き出したのであろうか。Lv1のメンバーが、あちこちで「よう、おめえら誰に断って商売してやがるんでぃぃぃ?」と、因縁をつけてまわるに違いないと考えると、恐ろしくてたまらず、たれぞうは、もはやトランメルに安全な狩場はないのだと絶望的な気分になって、泣きながら眠りについたのであった。

(つづく……わけがない)
2007年12月10日 (月) | 編集 |
別シャードで活動しているメイジ。

ルナ銀行の上にある宿屋で、日がな一日、インビジの呪文を唱え続けている。ようやく、魔法スキルが83になった。が、飽きた。死にそう。UOAないから、手作業なの。死にそう。

先日、魔法110のパワスクを読んだ。全財産10万しかないのに、7万も使ってしまって、懐が激しくピンチ。また、メイジだから戦士のように効率よく稼げない。お金貯まらなくて、死にそう。

UOでは、通常状態のスキル上限は100。パワースクロールと呼ばれる特殊な巻物を使うと、最大で120まで上限が上がる。スキルが高い方が、スキルの成功率や効果が大きくなるから、戦士なら武器関係のスキル、メイジなら魔法関係のスキルに、パワースクロール(略して、パワスク)を導入するのは、ほぼ必須になっている。以上、余談まで。

マジンシアの悪魔侵攻イベント中は、マジンシア中を駆けずり回って、モンスターの死体から、拾われてないお金を集めて歩いていた。悪魔なんか見向きもしなかった。金ばかり見ていた。

その甲斐あって、10万貯まった。でも、もう無くなった。マジンシアのイベントも終わってしまった。どうしよう。途方にくれるとは、このことである。

装備は、なんとか秘薬低減100%を達成。でも、抵抗がボロボロ。

物理25なんですよ奥さん。モンスターにタゲられて、麻痺の魔法喰らったから、麻痺解除箱を開けて逃げようとしたら、ダメージ30近く入りやがって。死にそうどころか、死にましたよ、奥さん。はははは。

やれやれ。幽霊で溜め息をつくわたくし。

あちこちのベンダーを廻っているが、中級の秘薬低減鎧が売ってない。100万以上する高級鎧屋か、500gp以下の未強化紙抵抗の秘薬低減鎧しか見ないのである。こんな鎧、わざわざ金を出して誰が買うか!

生活を始めたばかりの冒険者は、良い鎧を見つけても、自分で鎧を強化できない。だからこそ、店で装備を買い求めるのであって、紙抵抗の秘薬低減鎧のように、初級冒険者向け以外に使い道がない装備を、未強化のまま店頭に並べている店主はアホである。

だが、そういう店が実に多い。メイジだから抵抗は要らない、なんて考えてるヤツばかりだと思うなよ! くそう、くそうううう。

今日も良い鎧屋が見つからず、失意のままに、シェイム3階の毒エレに突撃しているわたくし。金儲けと魔法抵抗スキル上げを兼ねて。

ブリ足を履いて、なんとか炎抵抗だけは70にしたものの、他が30平均。毒エレに殴られると死ぬ。毒喰らうと死ぬ。インビジ(姿を消す魔法)の成功率は、体感で60%程度。一つのミスが命取り。この緊張感と言ったら!

だが、さすがはわたくし。小ヒール、POT、パラ壁、石壁で視線切ってハイド、あらゆる手段を使い尽くして毒エレに完全勝利。一度も死ななかった。素晴らしい。半端スキルと、適当装備で、ここまで華麗に戦うメイジは、わたくしの他に3000人ほどしかおるまいよ。

1万gp稼いで撤収。消耗品を購ったら8000gp消えた。預金は、ほとんど増えなかった……。
2007年12月09日 (日) | 編集 |
宮部みゆき、好きです。

ミユウさんの文章をお借りすると(すみません)、

宮部みゆき作品には、社会派サスペンス(犯罪小説)、時代物、ファンタジー系の大きく3タイプがあります。
第1級実力派!いずれも満足度の高い作品ばかりですが、私は特に彼女の社会派サスペンスが好きです。
犯罪への「怒り」、その背景にある「弱さ」や、「悲しみ」。ひとつの出来事が次の出来事へ、偶然も必然も無い、全ては繋がっている。
―それなら、どうすればよろしいというのでしょう。
行き止まりだと知っていても、それでも進んでいく「強さ」。
その「強さ」が、宮部みゆきの「優しさ」なんだと思います。



という、まったくそのとおりの魅力。

私は、「幻色江戸ごよみ」「かまいたち」「本所深川ふしぎ草紙」あたりの、時代物の短編が好みです。とにかく上手い。長編も好きですが、短い紙数で、技巧が惜しみなく無駄なく発揮される短編に、たまらない魅力を感じます。

さて、「蒲生邸事件」は、なんと、社会派サスペンス、時代物(厳密には違うかもしれませんが、現代を離れた物語という意味で……)、ファンタジーの三要素が、ほどよくミックスされた欲張りな作品!

タイム・トラベルに巻き込まれる主人公。タイム・トラベラーの苦悩。ニ・二六事件。蒲生大将邸で起こる事件は、自殺か殺人か? 歴史と人との関わり……。

いくらなんでも、これは無茶だろ! と読みながら思ってしまった私ですが、いやはや、さすがは宮部みゆきです。

張り巡らされた伏線は、ラストに向かって一気に収斂。広げた大風呂敷が、最後にはきっちり折りたたまれて、私たち読者への綺麗な贈り物となって、手のひらの上にちょこんと乗っかっていました。

紙の上に、想像で描かれた人間たちなのに、どうしてこんなにも、たしかに彼らが居たような実在感があるのでしょう。宮部みゆきを、ますます好きになりました。

そうそう。

大好きな宮部みゆきですが、男の子の描き方に少しだけ違和感を覚えます。大人しいとか、真面目だというのとも違う、細やかな感情の持ち主。元男の子の私は、自分も含めて、周囲にこういうヤツはいなかったなあ、なんて思ってしまうのです。

私がガサツなだけ……?
2007年12月08日 (土) | 編集 |
マジンシアの悪魔侵攻騒動も終わった。

わたくしは、またドゥーム対岸に戻っている。対岸に渡るためのキーアイテム「金髑髏」が、パブリッシュ前の10万から30万に高騰している。一人で行くのも勿体ないから、さえぷーを誘ってみた。

さえぷーは、まだ初AFを取れていないようだが、わたくしは順調に取れている。低級AFばかりだけど。

回数を重ねれば確率は平均化されていくはずなのに、偏りがどんどん大きくなっていくのは、どういうわけであろう。ボンクラが、パブリッシュ後に6個も出ているのだが……。


話は変わって、対岸に飽きると、某シャードに出かけている。

飛鳥だと、どうしても惰性で遊べてしまうから、無一文の境遇で遊んでみようと思った。メイジキャラのほうが便利なことが多いから、必死に魔法スキルをあげている。

ようやく魔法スキルが80まで上がり、第6サークルの魔法が実用圏内に入ってきた。

優良店舗がどこにあるか分からず、装備が適当。秘薬低減100%にはなったけど、抵抗がどうしようもないんだよなあ。さえぷーのやってるような初心者相手の店が、序盤はものすごく有難いことにあらためて気がつく。

とりあえず、ソウルストーンフラグメントを売り払って金を作ろうかと思案中。2アカ分、20個あるから600万gpにはなるはず。なんか、すごいな!

全日本シャードに、配布アイテム貰うだけのキャラを作っておいたおかげであるね。邪魔にはならず、何かのときに役にたつから、皆様もキャラだけ作っておくといいかも。推奨。
2007年12月05日 (水) | 編集 |
マジンシアの、悪魔族との戦いは、唐突に決着がついた。

ここ数日、小康状態が続いていたマジンシア戦線だったが、今朝になって、悪魔族に新たな動きがあると前線部隊が警報を発した。防衛軍が色めきたつうちに、新たな悪魔が出現した。
すわ、悪魔族の最後の攻勢か。防衛軍は直ちに迎撃態勢をとり……数時間で、討滅してしまったというのである。

したがって、ほとんどのプレイヤーは、新たな悪魔がどんな姿かたちをしていたのか、見ていない。わたくしも、見ていない一人である。

市民の間には、あまりに唐突だ、悪魔は本当にもう帰ったのか、何をしにきたのか分からない、と疑問の声が高い。だが、そうだろうか? わたくしには、この呆気ないと思えるほどの幕切れも納得できるものがある。

今のところ、悪魔族の首魁が何者で、マジンシアに侵攻した意図がどこにあるかは明らかになっていない。今後の、ブリタニア政府の調査を待たねばならない。

だが、その「何者」かは、この結果に大いに満足しているのではなかろうか。今回の侵攻で、人間は自らの手でマジンシアを破壊した。それこそが、悪魔の目的ではなかったろうかと思えてならない。

すでに書いたことだが繰り返す。そもそも、マジンシアに集まったプレイヤーで、街を守ろうと考えている者など一握りしかいなかった。ほとんどの者は防衛軍とは名ばかりで、目的は悪魔の能力を借りてマジンシア市街を破壊し、瓦礫を売り払って私腹を肥やそうとするところにあった。防衛どころか、むしろ悪魔の手先というべき存在。

そして、彼らの目論見どおりに、マジンシアは灰燼に帰した。マジンシアに暮らす人々が、長い年月と労力と資材を注いで築き上げてきた歴史は、たった数日で、他でもないプレイヤーの手引きによって粉々に打ち砕かれた。

ある者は自宅に瓦礫を飾り、物珍しいアイテムを手に入れたことに満足した。またある者は、片端からアイテムを拾い集めて、目玉が飛び出るような高値で売り払い、懐を十二分に潤した。

こうして己の欲得が満足すると、廃墟となったうえに危険な悪魔が闊歩するマジンシアに留まる価値など、もはやありはしなかった。彼らは次なる儲け話を求めて、さっさとブリタニアの各地に散っていったのである。

悪魔族が目に見える姿をとってマジンシアに侵攻したことは、巧妙な囮だった。誰もが、目の前の敵に注意を奪われ、心の内にも悪魔が潜んでいることを忘れた。

目に見える悪魔を倒しているつもりで、あるいは、悪魔を利用しているつもりで、知らずうちに心を操られていた。これこそが、我々の心を落とすことこそが、悪魔の真の目的ではなかったろうかと思えてならないのである。

古来より悪魔は、自らが破壊と死を撒き散らすよりも、人間の心に毒を流し込み、堕落させ、人間が自らの業によって首を絞めることになるよう誘惑する存在だった。

「してやられた」

と、歯噛みしているのは、わたくしだけであろうか。