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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2007年07月25日 (水) | 編集 |
まさに、そのとおり。という謎な出だしで綴る、久しぶりの日記。

暑くて暑くて、肉体使うお仕事のわたくしは、毎日が苦しくてたまりませぬ。もともと、なにも無くても普段から「ぎゃああああ」等と叫ぶことが多いので、収容されちゃう寸前。

そうならないためにも、がりがり君、はーげんだっつ、セブンイレブンのしろくま君(安いほう)などを、ひっきりなしに食して体温を下げ、なんとか頭冷やそうとしている始末。

アイス代だけで、小遣いが消えていく。ちっとも、うりさんへの返済にまわらない。もっとも、アイスとは関係なしに返してないだが……。

さて、気を取り直して昨日の出来事を語ろう。

仕事帰り、汗まみれのままコンビニに駆け込んで、がりがり君を購入。家までの道を食べながら歩いていると、前方に若きかっぷるを発見。

雰囲気からして、二十歳そこそこくらいのお二人。しっかりと手を握って、楽しそうに笑い声をたてながら会話の真っ最中。いいなあ、若いっていいなあと思いつつ、おじさんは、何の気なく聞き耳を立てたのである。

ごめん嘘。

本当は聞く気まんまんで、お二人様に急速接近。

男「おれさー、昨日、腐った十六茶飲んだみたいでさー」
女「まじで! 大丈夫なの」
男「大丈夫だと思ったんだけど、飲んでみたら変な味で、腹いたくなってさー」
女「あははは、気をつけなよ」
男「コンビニの弁当も腐ってるしさー」
女「危ないよー」
男「食べちゃったよー。腹痛くなってさー、下痢になってさー」
女「やめなよー、あはははは」
男「ずっと下痢がとまんないんだよ」
女「あははは、医者いきなよー」
男「一週間前もさー、ほっといたパンがカビ生えててさー。気づかないで食べてさー」
女「まじ!!!」
男「すげえ下痢になって、死ぬかと思ったよ」
女「あはは、ちょっと気をつけなよー。だめだよ、それ。やばいよ」

都合、30分ほど後つけて歩いたのだが、ずっとそんな話が続いて。男は30分の間に、何回「下痢」と言っただろうか……。変態を自認するわたくしですら、ここまでの話はできねえ。

こいつには敵わぬ。そんな気がしたのである。

ところが女の子の方は、汚らしい話題ばかりだというのに、少しも声色を曇らせることなく、朗らかに笑い、男を励まし、時にたしなめている。なんだか、すごくいい子なのである。

おおお、なんということだ。わたくしも、こういう子に出会えていたらなあ。人生違ったかもしれないなあ。

若い頃は、女の子の前に出ると、極度に緊張するあまり、脳の回路がショートした。

脳の中の喋る部分と口が直結されてしまい、まったく判断力を迂回してしまうものだから、「何か喋らなくては」という焦りだけで口が動く始末となる(今でも、あんまり変わってない)。

中学生の頃だった。ちょっと気になっていた直美ちゃんと話す機会があった。

嬉しくて嬉しくて、頭にカッカカッカと血が上るのを感じた。なお、もう一箇所、血が集まってくる場所があったのだが、あまりにお下劣なので、ここでは書かない。

夢中で喋った。直美ちゃんを喜ばそうと、アイドルの話、漫画の話、映画の話などしていたはずが、ハッと気がつくと、第二次大戦中のドイツ軍戦車の魅力を語り聞かせている自分がいた。

直美ちゃんは、絶望的に落ち込んだ表情で、うつむいたままピクリとも動かない。

なぜ! どういうことなのこれは! なんでぼくは戦車の話をしているの!

遅まきながら主導権を取り戻した理性は、このままではいけない、別の話を、別の話を、もっとカッコイイ話を! と叫ぶ。だが、急な切り替えができるくらいなら、女の子と話して我を失うほど緊張するはずもなく、勢いづいたわたくしの口は、

「ドイツ戦車ってかっこいいよね」

などと、妙な同意を求めたのであった。

直美ちゃんは、うつむいたまま「うん」と答えて、それっきり。二度と話をすることはなかった……。

今にして思うと、あんな話題に「うん」と返事を返してくれただけでも、あの子は良い子だったんだなあと分かる。

でも……。よく考えたら、27歳の頃、晴美さんにもドイツ軍の話をしたよなあ……。次々と似たような記憶が蘇り、止まらぬ悔悟に、「うわあああああああ」と絶叫したくなった。

真夜中の3時の絶望。

だもんで、今日は寝不足。
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