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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2007年01月21日 (日) | 編集 |
真実の本というものが入手できると聞いた。真実の本ってなんだろ。

「ストーカー×原35歳童貞。結婚なんてくだらない、女は馬鹿で淫乱だから俺のような気高い人間には、ふさわしくない動物だと激白! でもアダルトビデオは大好き」
とか
「幼女モノと少年モノの成年コミックを、押入れいっぱいに所有する超変態村×36歳。待ち合わせの約束は、前夜のアニメファンの集まりで眠いから行かないと、集合時間過ぎてから放言!」
とか
「友人5人で1人の女を共有し、交代でエッチ。女といちゃいちゃする友人を、声のかからなかった4人の男たちが嫉妬の視線で凝視! 三郷モンゴリアンズの真実!」
というような、禁断的でグロテスクな裏事情暴露本であろうか?

EAも思い切ったことをしたものである。その本気に応えて、是非とも入手せねばなるまい。下衆な好奇心に燃えて、愛の探索者AABCDは出撃する。なお、女性にモテるために、装備と髪型をあらためた。見た目は大切だからね。

AABCD
こんな具合に。

うむ、ワレながらカッコイイ。うりさんが拾ってきた瞑想可の骨腕鎧が有難い。こっそり持ち出してきたことを、今ここに告白しておく。すべては、愛ゆえにである。愛とは罪深きものよのう。

事前に放っておいた細作がもたらした諜報によると、
「真実の本は、ダスタード、デシート、ヒスロス、ロング、シェイム、コブトス、デスパイスのダンジョンでその中にいる各種モンスターから入手出来ます」
とのこと。

狩場はいかがいたしましょうや。そうさのう、シェイムの毒エレはどうであろう。おぬしの腕ならば、よもや遅れをとることもあるまい。はい、拙者もそう考えておりました。しからば、さっそくに出陣の触れを回すと致しましょう。うむ、よきにはからえ。吉報を待っておる。AABCD、励むがよいぞ。ははーっ。

と、脳内評定にて、お屋形様から侍大将にいたるまで一人でこなすわたくし。いつの時代の、どこの国の設定なのだか分からないが、そんなことしてる間にとっとと出撃しろ、みたいな。余談ながら、上の脳内評定では5人を演じ分けている。いいからとっとと先に進め、みたいな。

シェイム到着。あれれ、けっこう混んでるじゃない……。皆、真実の本を取りに来た人たちの様子。くそう、新しいアイテムが出たくらいのことで、普段こないシェイムなんぞに出張ってきやがって、わたくしの邪魔をするとはどういう了見であろう。もっとも、わたくしも数ヶ月ぶりの探訪であるが。

必死で走って毒エレにまでたどり着くと、聖騎士が一人、楽勝で毒エレ討伐中。それは、わたくしの為のモンスターあああ! 貴様あ、とっととどきゃあがれ。どかないなら、ちっとフェルッカ(対人可能な世界)こいやあああ。もちろん、わたくしはFなんぞ怖いから行かない。聖騎士に待ちぼうけを喰らわせている隙に、毒エレを叩こうという寸法である。

神のごとき深慮遠謀(もしくは深謀遠慮)である。諸葛孔明を超えたぜ。きっと、わたくしが光栄のシミュレーションゲームに登場したら、知力106.25なんてステータスいただけるに違いない。 

聖騎士野郎にプレッシャーをかけるべく、真横でボーっと立ち尽くす。「狩りますか?」とでも応えて、どいてくれたら良い人認定してあげる。何もあげないが。

そうして黒いオーラをたれ流しているというのに、まったく無視されるわたくし。おかしい。わたくしが見えないとでも? カルマ超マイナスなのに?

仕方ない。毒エレの湧き待ち中に「あ、屁かと思ったら、う×こも漏れちゃった」と呟いてみる。「こいつ、キモ」と恐れて立ち退いてくれれば、しめたもの。関東軍高級参謀河本大作大佐も真っ青の謀略家というべきであろう。知力107.3になった。

しかし、さらに無視。おおおお、なんということだ。その見事なスルー技術といい、わたくしと一対一なのにゴールを狙わず勝負をさけるところといい、貴様、サッカー元日本代表FW柳沢敦とお見受けした。ぬかったわ。相手が柳沢とあれば、いつまで待っていても得点は入らぬ。

断固武力ヲ以ッテ暴戻ナル聖騎士ヲ排除スベシ。聖断は下された。手始めに、風エレ5匹つれてMPKを仕掛けたが、あっけなく倒されてしまった。うおおお、くやちい。

それならと、風エレ×3、火エレ×2、ダルエレ×6を引き連れて戻ろうとしたら、わたくしが耐えられずに死亡。ぎゃあ、やってしまった。

これは困った。こんなダンジョンの奥深くで死んでしまったら蘇生に手間取るじゃない。やむなく、毒エレを叩いている件の聖騎士のところに駆け寄り、蘇生をお願いした。

快く蘇生に応じてくださる聖騎士様。あああ、なんという気高きお方よ。この世知辛い世の中、これほど美しい心を持った方が残っていたとは。まさに徳の体現者と呼ぶべきであろう。ブリタニアの将来は、あなたの肩にかかっています。輝いてますぞ。ホホホ。どうぞ神のご加護を。

幽霊ローブのまま、死体のそばにかけよって荷物回収。同時に、風エレ、蠍、土エレと複数のモンスターに絡まれる。なに、このモンスターの数は! 放置するなんてマナーのないやつがいたもんだよ! さきほどの騎士様を少しは見習えというものである。

いやじゃ、もう死ぬのはいやなんじゃあああ。小児のように泣き喚きながら、ソウルシーカーを振り回してたら、あら、いつの間にか勝ちましたよ。

と、同時に、聞きなれないファンファーレが鳴り響く。何事であろう? 不思議に思いながら、モンスターの死体を漁っていると……。おおおう!

真実の本
真実の本とったあああ! サイズでけええええ!

早速、中を開こうと思った。が、開かないのである。何が書いてあるのか読めない……。そんな……。東京の晴美さんの夫婦生活とか、あまみいの日常生活とか、福岡の晴美さんの台所の秘密とか書いてあるかと期待したのに。わたくしは何のために……。

そして気がついたのである。本の表題を見るがよろしかろう。
『Book Of Truth?』
疑問符がついているではないか。なんだこの「?」はああああ。しまった、これは真実の本じゃない。わたくし風に訳すと、「なんてゆーかー、まあいちおう真実の本みたいなー?」であって、騙された騙された騙された。

あまりな結末にやるせなく、「わたくし、もう5年くらいえっちしてません……」と、真の真実を記した本を、そっと置いてきた。涙が出た。
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