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捕獲されました。年貢の納め時というやつ。
2006年07月29日 (土) | 編集 |
ちょっと体調が悪いあるね。咳が止まらず、なにやら微熱が出ている気配。いやーな予感がするが、医者は怖いので行かずに今日も対岸、対岸。おぅいえ。

よんさまは、AF出まくってるみたいで羨ましい限り。くにょー、わたくしも出したいのだが、ちっとも出ない。溜息は出る。悪態も口をついて出る。ついでに、おっさんなので脂が出まくって、さきほど風呂入ったばかりだというのに、もう全身ぬるぬる。ほっとけ。

やたら忙しかった仕事を終えて、帰宅したのが午前2時半。疲れてるけど、さーて対岸いくぞうと、出撃してほどなくしてのことであった。

「あーん」

と、外から何やら声が。おや? なんであろうね? などと、耳をそばだてる必要はない。母親は雑踏の喧騒の中からでも、我が子の声を聞き分けるというが、一人身の寂しいおっさんの耳は、ほんの一瞬聞こえた女性の声をも拾う。

間違いなく女性の艶声である。うっ、と全身が固まると同時に、「あっ、あっ、あっ、ああああん」と、続いてきたよ、わあああい。

わたくしの住んでいるアパート、大学が近いので、周囲には学生さんが多く住んでいる。若いカップルが多く、時折、ラヴシンフォニーを奏でる様が聴こえてくるのである。

どこじゃあああ、どこの部屋から聞こえてくるのじゃあああ。即、UOを終了させて外に飛び出す。

影から影へ闇から闇へと移動。その昔、サバゲで鍛えた技術がモノを言う。まさか出歯亀に役立つとは、あの当時は予想だにしなかったが、人生に無駄なものはないよね。

物陰に潜んでじっと待つと、どうやらお向かいのアパートの一室から声が聞こえてくる。ギシギシっとベッドがきしむ音まで聞こえてくるではないか。やりましたやりました、本物です、やりました!

いちおう部屋の近くまで接近して驚いたのであるが、もしもしキミタチ、一階の部屋なのに窓が全開なんですがああああああああ! 部屋の中が覗けてしまうかもしれないじゃないですかみたいなーじゃないですかあああああ!

近づくに近づけず、戻るに戻れない。迷う変態おっさん。

と、女の子が「好き……」と彼氏に囁くのが聞こえた。ガーン。ラヴである。純愛である。崇高な愛である。

それに引き換え、わたくしは何をしているのであろうか? 反射的に外に飛び出したと言い条、黒いジャージの上下を着込んで、闇に溶け込むように配慮。靴を履くとどうしても音が出るので素足。この周到な準備はどうしたことであろう。なんという邪な、なんというイヤラシイ、なんという穢れきったわたくし。

一気に意気消沈して、こそこそと退散。部屋に帰る。濡れ雑巾で足を拭く。顔を洗う。止まらない涙を拭う。

名前も顔も知らぬ彼と彼女の、ラヴコミュニケーションは、いよいよ大詰めに入ったとみえて、おねーさんは声を必死に堪えているが、近所中に響いているのである。若人は激しいのお。

久しぶりに本気で死にたいと思った、夏の一夜。なんでもいいから窓は閉めなさい。うう。


追記 菜摘様。娘さんに見せられない文章を書いてしまいました。つい、筆が滑ります。陳謝いたします。

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